フェライト系ステンレス(1119)

たてといの本数(1112)

今回は特注課の責任者が当番。
最近、ビル用雨といで採用するようになったフェライト系ステンレス。
特注関係、特に特注色対応についてはSUS304と比較すると
だいぶ単価を抑えることが出来るので、今後の市場の動向に期待したいとのこと。

ここ数年の素材高、特に金属関係の値上がりは数倍という単位で進んでいる。
一部、資材高を価格に反映できずに倒産している企業も出ているようだ。
建築業界では、ステンレスというとニッケルの入ったSUS304が一般的。
磁石につかないということで、現場監督がチェックして廻ることもある。
技術の進歩で、フェライト系ステンレスの性能も格段にUP。
ニッケルの価格高騰に仕入れ価格が左右されないこともメーカーにとっては魅力。
屋内のステンレス製品だけでなく、
屋外でもグレーチングなど採用するメーカーが増えてきている。
ある建材メーカーでは、今後自社ステンレス商品の80%がフェライト系になるだろう
との話もあった。

貴重な資源を適材適所に使い分ける。
そんな視点が、金属にも当てはまってくるように感じている。

たてといの本数(1112)

ある建築家の話(1104)

今回は受注部門の方が担当。
最近出荷量が増えているガルバ雨といを数量から話がスタート。
ガルバについてはたてといの本数だけで比較すると昨年の1.5倍。
このようにのびている商品には期待が膨らむが、
銅雨といの数量を見てみると・・・・。
ちょっと残念な傾向が見られる。
ガルバ雨といの今後の動向に期待したい。

機会に集中、
つまりガルバ雨といの認知度を高める行動を更に押し進めることが大切。
様々な品揃えを増やし、銅の数字をカバーする程度まで上げていきたい。

ある建築家の話(1104)

200年住宅ビジョン(1029)

4月から横浜方面の担当になり様々な建築家を訪問する中での話。
当社の住宅、非住宅のカタログをみていただく機会があった。
その際、「使えるものがないな」といわれたとのこと。
軒といに無駄が段がついていたり、
マスがデザインされていたりすることに抵抗があるとのこと。

ラインをなるべく消すことを心がけている。
そんな中、雨といはとても邪魔なラインになってくるようだ。

こんな建築家に感心してもらえるような製品が提供出ると良いとの話。

なるべくラインを消したい。
雨といをつけたがらない建築家の方にはそんな意識が強いのかもしれません。
軒の出を大きくとれば、雨といはいらなくなるケースもあります。
しかし雨をうまく流しておかないと建物の耐久性や汚れの問題も出てきます。

そんなせめぎ合いの中、よりよい回答を常に考えていかなければなりません。
「堂々と雨のみちがデザインされている」
そんな建築も良いとは思いますが・・・。

200年住宅ビジョン(1029)

ある問い合わせ(1022)

今回の朝会は群馬県の担当者。
新総理のお膝元ということもあり、
住宅土地調査会の「200年住宅ビジョン」が地元でも話題になっているとのこと。
力を入れて進めたいと考えているようだ。
その中にある「家歴書(住宅履歴書)」。
これは耐久性がありメンテナンスもしやすいものが評価されるだろう。
その時は当社にとってチャンスになるのではないかとの話であった。
ちなみに欧米では建物の価値がしっかりと評価され売買が行われている。

もし住まいの履歴がわかれば手を入れるのはだいぶ楽になるだろう。
今回の自宅のリフォームでも設計や工事にだいぶ負担がかかったようである。
雨仕舞いについても同じこと。
どのくらいでメンテナンスして、どのくらいで取り替えるのか。
そんなことをより明確にしていく必要があるのかもしれない。
またしっかりとした「家歴書」があれば上物の価値も上がってくる。
イニシャルコストが多少高くとも、長い目で見た評価ができるようになる。
そんな視点を住まい手が身につけていくことが出来ると
残される建築がふえてくるのではないかと思う。
政治と同じで住まい手のレベルが住宅業界全体のレベルを決めているのかも知れない。

ある問い合わせ(1022)

共同開発(1015)

今回の朝礼は受注センターでの実例が紹介された。
最近、トイレ利用などある程度の量を溜めて雨水を使いたいという依頼が来ている。
なかでも、システムの一部を利用したいとの話もある。
お客様の要望に応えて、部分的に出荷することも検討してみてはとの提案だった。

こうした通常では請けていない問い合わせは
新たな事業機会のチャンスになる可能性がある。
普段とは違う問い合わせ、要望については簡単に断ってしまうのではなく、
なぜそんな要望があるのか、その理由を確認することが大切。

ここのところ雨水利用トイレシステムが何台か公立の小学校の改修工事で使われている。
耐震補強工事と同時に行われるようだが、
学校が防災拠点になると考えれば、トイレを雨水利用できるようにしておくことが
防災拠点として大切な役割を果たすはずである。
他の自治体からも問い合わせがあるとのこと。
今後こうした動きに注目していきたい。

共同開発(1015)

山間でのくらしと水(1009)

とあるところから依頼のあった雨といの共同開発の話。
雨から建物を守るという私たちの常識からすると、
ちょっとビックリするような内容だったが、何とか試作品をつくり、先日、施工が終了した。
かなり苦労も多かったようだが、なんとか納めることができて良かったようだ。

この話が進むにあたって先方が期待していたことは、
私たちの持つ「雨のみち」に関する知識。
・雨を綺麗に流すために必要な形状、部材。
・施工がしやすい形状、品揃え。
今までの経験を評価し、その知識を評価いただいていることはうれしいことだ。

まだどのような展開になるかはわからないが、今後の動きを楽しみにしたい。

引っ越しして1ヶ月半が経過

ときわ台の家 竣工パーティ

9/1に引っ越して早1ヶ月半が経過。
先週末に竣工パーティーを開催しました。

お越しになった方は
 設計をお願いした伊礼智設計室の皆様。
 施工をお願いした内田工務店の皆様。
 8/31の見学会に参加できず、見学希望のあった副編集長
 そしてスタンダードでお世話になったpositive55さんご一家です。

料理は
 チリビーンズのディップ・おでん・豚の角煮・モヤシ人参・レンコンのきんぴら・
 ミョウガと松の実の焼きそば・おひたし・細めの春巻きetc

飲み物は
 ハートランドビール・前回パーティーでいただいた焼酎・泡盛・ワインetc

また皆さんから
 ワイン4本・牛のたたき・フルーツ・アイスクリームなど、そのままその場で戴きました。
 蘭の花や例のよっちゃんなんばん、海苔なども戴きました。

お気遣いいただきありがとうございます。

なお、残念ながら当日の写真は手元にありません。
撮ることなど全く忘れておりました。

引っ越ししてから3回目のパーティー。
そろそろ近隣からクレームが出るかも知れません(笑)。
来週は日曜日に親族が集まる予定です。

環境博覧会すぎなみ 2007

環境博覧会すぎなみ2007に参じてきました。
ご覧の通り、結構来場されている方があります。

緑化活動も進んでいるようです。

雨水貯留槽設置助成も制度化されています。
今回は当社を含めた雨水貯留槽を販売している企業が数社出展しました。
少しでも雨に対する意識が高まってくれたらと思います。

山間でのくらしと水(1009)

気候の変化をどう捉えるか(0925)

10/1は全体朝会のため2週間振りの通常の朝会でした。
今回は名古屋出張のため、報告を元にUPします。

今回の担当は水道水を飲むことに抵抗を感じていない方の担当。
先日の新聞の記事で、日本の山間の5人しか住んでいない集落では
水道水がなく山から引いた水を分かち合って使っているとのこと。
山水の上流の家が風呂を入れると下流の家の山水の出が悪くなり
「上流の家は今風呂を入れているんだ」など様子がわかるとのこと。
水道水に慣れ親しんでいると、みんなで分かち合っている水について
感じることなく当たり前のように使ってしまっている。
日本にもこんな生活をされているところがあると驚いたとのこと。

今回は常務のコメント

日本は行政のおかげでほとんどの地域で水に苦労をしていない。
世界に目を向けると、巨大資本が開発途上国の水道事業に参加している。
一見良いことと思えるが、巨額の資金を投入してインフラを整備し、
結果として高い水道料金を住民に求めている。
その水はミネラルウォーターとして販売し、巨額の利益を得ている。
高い水道料金を払うことが出来ない貧困の人々は、
汚染された水を飲むことで、世界中で8秒に1人が死んでいる。
当社「雨のみちをデザインする」の中には、雨水利用がある。
早くから活動はしているが、なかなか難しい面もあるが、今後に期待している。
20世紀は油で戦争した時代だが、21世紀は水で戦争する時代といわれている。
その中で当社がどのように世界に貢献できるかを考えていきたい。

山間の上流の人が、この巨大資本のごとく、山水を堰き止め安定供給し、
下流の4名の人たちに有料販売するようになったらどうなるか?
お金さえ払えば常に安定した山水の提供がうけられるが良好な関係とは言えない。
不安定な面があったとしても5名で分かち合う関係の方が良いに決まっている。
この5名の関係を50万人、500万人に置き換えていくとどうなるか。
私たちも安定供給される水道水に甘んじることなく、
水道水、そしてその源となる雨にも感謝しなければならない。

気候の変化をどう捉えるか(0925)

環境の変化(0918)

今回の朝会は、家庭菜園を得意とする営業担当者。
雨の降り方が変わってきていることを家庭菜園でも実感している話。
秋田の大雨でも稲作の収穫に影響が出ているとのこと。
都内の下水道も対応しきれない状況。浸透マスも見直されてきている。

世の中の様々な変化を感じとり、それにうまく対応していく。
これは企業にとって大切な戦略。
亜熱帯地域のような雨の降り方が見られる今日。
雨のみちをデザインする仕事においても変化をチャンスと捉えた対応が必要に。
短時間に大量に降る雨。そんな雨とうまく付き合う新たな方法を提案していくことが必要に。
そんなことをみんなで考え、新たな提案をしていきたいと思う。