五感で感じる雨のみち(1127朝会)

お客様の声を聴き、雨のみちを形にする(1120朝会)

ある古い建物では、雨が降ると室内から雨だれが見えるようになっているとのこと。
雨といもついているようですが、室内からは大屋根部分の雨といは見えず、
庇から落ちる雨だれのみ見えるように設計されているとのこと。

最近、光や風を巧く取り入れた建築といった広告が多くなっています。
電車などの中吊りでもそうした分譲住宅やマンションの広告も増えているようです。
しかし「雨」を巧く取り入れたという広告はなかなか見かけることはありませんね。

こう考えると雨といは脇役に徹していると言えそうです。

私の生まれ育った住まいは、金属屋根の平屋でした。
おそらく断熱材も入っていなかったので、雨が降る音が聞こえたので、
外の様子がわかる建物でした。
今はマンション住まい。雨が降っても気がつかないくらい外の音が聞こえません。

雨風をしのぐことが建物の大切な役割ではありますが、
天候や季節を全く感じないのも問題だと思っています。
特に自然とかかわる機会の少なくなっている都会や現代社会では、
こうした感性を保っておくことが大切だと思います。

雨が降ることも楽しめるようになる。
そんな五感に訴えるような雨のみちがデザインできると良いですね。

タイの工場視察

タイ訪問の目的は、知人の経営するタイ工場の見学です。
10年前にタイに進出。いろいろ苦労もあったようですが、
3年半前から次期社長となるご子息がタイの責任者として赴任しています。

同年代ということもあり東京にいるときからお付き合いがあった方が
どのようなマネジメントをされているかが興味がありました。

実際に工場を見学し、様々な意見交換をする中で感じたことは
人を中心に据えた経営ということ。

最近よく話題になる「見える化」
工場では計画数と実績の比較を2時間毎にボードに記しています。
そこで気づいたことは、
何が巧く行っていないのかを指摘することではなく、
いかに計画通りに行えているかを誉めることだそうです。

また工場開設以来10年間派遣されているNo.2の方との信頼関係。
3年半前にタイに来たときは、ぶつかり合うことも多かったようです。
そんなことはみじんにも感じさせないくらい、
トップとNo.2は充実した関係にありました。

そしてタイに行っても学んでいること。
海外というと日本人経営者が日本語で学べる機会が少ないように思いますが、
実際にはセミナーなど学ぶ機会があるようです。

日本に戻ってから、参加した18名の方同士のメールが行き交っています。
もちろん内容は今回の工場見学で感じたこと。
とても充実した工場見学でした。

緑のカーテンフォーラムのご案内

緑のカーテンコンテスト応募実施中

本年も緑のカーテンフォーラムが開催されます。
以前にUPしたコンテストの結果もこのときに発表されます。
石塚区長が授賞式に参加される予定となっております。

このブログをご覧頂いている方の中にも応募をしていただいた方が数名あったようです。
当日の結果が今から楽しみです。

また今回は全国から緑のカーテンを実践されている方が集まってきます。
 *大分・徳島・広島・横浜etc

緑のカーテン ますます広がっていく予感を感じています。

関心のある方。是非当日のフォーラムにご参加ください。
 *私も一部登壇する機会を戴いています

  緑のカーテンフォーラム2006
   日時 12月9日(土) 13:30開会 終了予定17:00 その後に懇親会もあります
   場所 ハイライフプラザいたばし  JR板橋駅 徒歩1分
         板橋区板橋1-55-16  03-5375-8102

おいしい緑茶?

バンコク市内のホテルに宿泊。目の前にコンビニがありました。

夜、ホテルに戻ったとき、水を購入して帰ろうという話になり、これを買いました。
パッケージのおいしい緑茶と書いてあるので、
てっきりおいしいのかと思うと・・・。
それはお砂糖入りの緑茶でした。

当初、通常の緑茶を販売していたそうですが、売れ行きが悪かったようです。
甘くしてから販売量がUP。
これこそがタイ人にとっておいしい緑茶だそうです。
コンビニにおいてあるくらいですから、一般的に飲まれているということでしょう。

私は残念?ながら一口しか飲めませんでした。

バンコク・スワンナプーム国際空港(出国時)

バンコク市内は夕方になるとひどい渋滞になることもあり、余裕をもって到着。
空港内の免税店をじっくり見る時間がありました。
夜はライトアップされていて、遠くからも綺麗に見える空港です。免税店の並ぶ4F出国フロアのマップ。
横長の部分はすべて両側にSHOPが並んでいます。
原宿の竹下通りよりも長いのではと思わせるほどの距離があります。
ショッピング街中央にある彫刻。これも仏教国らしいものになっています。
照度の明暗も公共施設にしてはかなり差をつけています。
彫刻以外の部分の暗さが伝わるでしょうか?

この細長いショッピング通路の中央に船型の島のような形で4つの飲食店舗があります。
またそれぞれデザインされた店舗でした。

GlassBar

Roof

Cafe
ここでカフェラテを戴きました。先輩にごちそうになりました。

Sushiカウンターでにぎり寿司が食べられるようになっています。

後で見つけたのですが、足裏マッサージなどもあります。
ちょっと早めに到着したくなるような空港でした。

トランジットで多少時間が余っても、充実した時間が過ごせそうです。
日本の空港とはちょっと差を感じてしまいました。

バンコク・スワンナプーム国際空港(入国時)

今年9月28日にオープンしたばかりのスワンナプーム国際空港
 *行くまで知りませんでしたが・・・
アジアのハブ空港を目指す国家プロジェクト。とても広い空港でした。預けた荷物を受け取る場所。
仏教国らしい絵が飾られています。

*今回総勢18名で行って来ましたが、このサングラスの方は知り合いではありません。

無事帰国しました

今朝am6:00過ぎに成田空港に戻ってきました。
いろいろ収穫のあったツアーでした。
いくつか紹介したいと思います。

お休みをいただいてバンコクに行って来ます

区内の異業種の方、10数名で、同じ区内の方が経営する
バンコクの工場を見学に行ってきます。
現地2泊の強行スケジュールですが、日本とは違った建物を見ることが出来ると思います。

後日、こちらにもUPさせていただきます。

PCは持参しますので、もし現地からネットにつながるようであれば、
生の情報を提供いたします。

お客様の声を聴き、雨のみちを形にする(1120朝会)

雨のみちを提案する(1113朝会)

今回の朝会は、建築家訪問活動の中から感じていることの話でした。

通常、訪問の際には、「光のみち」や「風のみち」と同様に「雨のみち」を考えてほしい。
そんな話をしているそうです。

建築家の方にとって「雨とい」は雨仕舞や外壁を汚すので絶対必要。
しかし、デザインが悪くなるのでつけたくない。
そんな考え方を持っている方が多いと感じている。
また、「雨とい」の落とし口まで指定する人は少ないとのこと。
引き回しは現場任せになっていることも多いようです。

絵を額縁が引き立てるように
「雨とい」も引き回しによって住まい全体のデザインに影響してくる。
これこそ雨のみちをデザインすることにつながっていきます。

朝会担当者の考える「雨とい」の額縁としての役割は3種類。
  「めだつ」・「シンプル」・「機能」

今までは銅という素材やめだつデザインで「雨とい」をPRしてきたが、
「シンプル雨といの・スタンダード」と「落ち葉機能の・すとっ葉ー」は
だいぶお客様の反応が違ってきているそうです。

「スタンダード」は施工物件を見て、「シンプル・めだたない・さりげない」が実感できた。
「すとっ葉ー」は実際に落ち葉で困っていることへの解消提案なので
設計事務所や建て主に伝えやすい。リフォームとしての提案も可能。

“求めている物”や“困っている所”を解決する商品は非常に反応は良い。
商品を“具現化”するにはお客様の声を聞くこと事が一番大事と実感しました。

コメントは開発部長から
 シンプル(スタンダード)
  とある建築家との出会いから、GL・開発・秋田工場と全社を巻き込んで
  短期間で商品化が出来ました。
  経営基本方針の1番目である
  「住まい手の思いを形にする建築家・工務店との関係を強化する」の実践例
  今後は
  ・シンプルは人によって感じ方が違う
  ・顧客の声を形にすることを真摯に行う
  ・タテとヨコの接点、特にトップとエンドのデザインが重要では

機能(すとっ葉ー)
  今回の「板橋製品技術大賞・優秀賞」受賞で、公共の目から見て、
  社会的に価値あるものと認められたことが良かった

※どちらのケースも、視点を変えた
  スタンダードは「顧客を変えた」
  すとっ葉ーは「意匠性から機能性」に 意識を変えた
 これらはドラッカーのイノベーションの成功例と見ることができる

今後も顧客の声を真摯に聴き、雨のみちをデザインする機会づくりに取り組んでいきましょう。