土建築の豊かな世界

ひと・環境計画濱田さんより案内をいただいていた出版記念シンポジウム。
当初あった予定がキャンセルになり、参加してきました。

基調講演は「土・建築・環境」の著者であるゲルノート・ミンケ先生。
カッセル大学の名誉教授です。濱田さんは大ファンで、ドイツ語の著書を持参して来られていました。

地域にある素材をあまりエネルギーを付加することなる使い、
その時が来れば、こわして再利用が出来る。
そんな素朴である意味あたり前な素材を、ミンケ先生は大切に考え、関わってこられています。
1棟目、2棟目の自邸も土建築。
現在のお住まいは、まるで丘の中に住まいがあるような雰囲気です。

活動報告として日本の方からもお話がありました。

代沢の家を見学させていただいた萩野紀一郎さんからは、
輪島の土蔵の修復事業の報告がありました。

アトリエ・天工人の主宰、山下保博さんからは、現在建築中の土建築の話がありました。
写真で見る限りでは、通常の住宅街にこじんまりした平屋の土建築が2月末に完成予定とか。
「完成現場見学会、行ってみたいね」
隣りに座られていた植久さんとの会話です。ぜひ都合をつけて行ってみたいと思います。

環境書道展の表彰式に行ってきました

第6回日本芸術文化環境書道展の表彰式に行ってきました。

今年は3,000作品を超える応募があり、その中から200作品ほどが選ばれました。

雨のみち賞はこちらの作品。
小学校2年生の女の子です。
気持ちの良さそうな「そら」ですね。

こちらはエコミックス賞。
協賛企業の社長はNYC出張中のため、私が代読して表彰状をお渡ししました。

東京都教育長賞の作品。小学校1年生です。
力強さを感じます。
自然エネルギーだけで生活できる世の中にしていかなければいけませんね。

なお都内在住の方の受賞作品は
11/30まで東京芸術劇場の5階で 展示会 を行っています。
大きなエスカレーターを上がったところが会場です。
ぜひお立ち寄りください。

ほしいものを、ほしい時に、ほしい人から買う

元リッツカールトンホテルの日本支社長だった高野登さんの講演に参加する機会がありました。

心に寄り添うことの大切さと難しさ。
 *日常生活から習慣づける必要があること

サービスは、提供する側が決め、それをお客様が購入するもの。
約束したものを提供するので、誰でも同じような対応ができるようマニュアルが大切。
結果として満足を提供できる、もっと頑張れば大満足も。但し、お客様は大満足にも慣れてしまう。

ホスピタリティとは、お客様の心に自らの心を添えること。
このような感性を磨くためには、日々、良い事例を共有することが大切。
お客様の投げかける小さな絆の糸に気づき、受け止める感性を磨きつづける。
小さくとも、お客様の心を動かす物語を作る。
長年にわたって繰り返すことでお客様と強い絆ができる。

現在、リッツカールトンホテルでは、
お客様と情緒的な絆ができあがっているES(EngagedCustomer)が増えているようです。

早速著書も購入。2冊読みました。

絆が生まれる瞬間                ホスピタリティノート

デジカメが見当たらない

日曜日からデジカメが見当たりません。
いつもは2~3日で出てくるんですが・・・。
携帯やマイ箸同様、いつも持ち歩いているので、
持っていないだけでちょっと不安になります。

そろそろ替えどきなんでしょうか?

今だったら何を買ったらいいのか?
ミラーレース一眼でしょうか?

丁稚のすすめ

土曜日、秋山木工代表の秋山利輝さんのお話を伺う機会がありました。
今までに出会ったことのないタイプの経営者でした。
・入社したら全員坊主(男女構わず)
・4年間の丁稚として盆暮れの休み以外は一緒に生活
・恋愛ご法度(発覚すると即クビ)
・携帯電話禁止

早速その場で、著書「丁稚のすすめ」を購入。今朝、読みました。

・坊主→職人として働く覚悟を決めさせる
・4年間住み込みは人間性を高めるために必要な期間
・丁稚が終われば、恋愛奨励
・手紙(礼状や両親への報告など)は積極的に書かせる

中学二年生まで自分の名前が漢字でかけなかった秋山氏。
中学卒業後、丁稚となり、家具職人の道へ。
27歳で会社を立ち上げ、既に40年。
かつて、丁稚を一人で育て上げられると思っていた時もあったが、
①丁稚のひたむきさ②親や恩師への愛③会社の真摯さ
この三位一体があってはじめて職人が育てられると考えるようになったそうです。

採用は命がけ。
最後まで全うできる子かを見極める。磨けば光る原石を見つけなければならない。

一流の職人になるためには、人間的にも成長しなければならない。
心が一流なら、技術も必ず一流になる。
家具づくりよりも職人づくり 世の中に通用する職人を育てて、世の中に貢献したい。

現在の就職倍率は10倍。これが100倍になったら学校にしたいと考えているそうです。

「天命に生きる」

購入した本の最後のページにはご本人のサインとともに書かれていました。