感性価値とものづくり

いたばし経営デザインフォーラムオープニングセミナーに参加した。

基調講演は「感性価値とものづくり」と題して
㈱ユニバーサルデザイン総合研究所の代表取締役所長赤池学さん

・第四の価値として「感性価値」が注目される世の中に
・高感性な商品を高価格で
・参画性がポイント
  アドバイザリーボードを組織化
・参画のプロセスを仕組み化しておく
・社会発信からスタート→結果としてビジネスになる時代
・社会にどのような旗を立てるかがポイント

ちょっとうまくまとまっていませんが、かなり参考になるお話でした。
60分弱の講演でしたが、あっという間でした。

パッコンの取付説明会

仙台にある ㈱三創さん がパッコンの取付説明会を実施していただきました。

 *詳細は こちら

塩ビの雨といを切るという作業は、実際にやってみるまで抵抗があるようですね。

このような企画をしていただいたケースは、私の知る限り初めてだと思います。
ありがとうございます。
こうした機会を通じて、仙台でも雨水を利用される方が増えると良いですね。

大地の芸術祭

NPO法人緑のカーテン応援団では、理事会終了後、必ず食事会が催される。
その食事会の終了近く、メンバー同士が結婚することが発表された。

おめでとう。

若い二人がNPOの活動を通じて、お互いを理解し合い、一緒になる。
緑のつながる力を改めて感じる機会となった。

いろいろな裏話を聴いていたこともあり、大変うれしい出来事だった。

実は、それだけでは終わらなかった。

同じ緑のカーテン応援団メンバーが来夏開催される
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009 
に「結婚」をテーマに参加するとのこと。

おめでたい二人は、実際の式は来年5月に身内で行うとのことだが、
この芸術祭には作品として参加するらしい。

結婚を芸術としてとらえるとどのように表現されるのか?
その作品に協力するふたりはどのように演出されるのか?

いまから楽しみである。

1週間以上前に行って来たんですが・・・

UPが遅くなってしまいました。
お誘いをいただいた鶴見の物件を見学してきました。
N設計室永田先生の設計、施工は富士ソーラーハウスさんです。道路から見上げたところ。手前は土留めを兼ねたカーポートになっています。この引き戸を開けると玄関アプローチへ。
引き戸が手づくりのステンレス金物で止められています。
*どうしてもこうしたところに目がいってしまいます。階段を上がったところに二つの玄関があります。玄関から下を見たところ。庭から見たところ。落ち着いた外観です。
下屋の上に月見櫓?が乗っています。
実際に上がってみましたが、下屋の上ということもあり、
柵がなくともあまり不安感はありません。
但し飲み過ぎは注意ですね。135度の軒といコーナー部分も集水器でうまく納めていただいています。
室内からの庭をみたところ。1Fの和室。窓を開けたときの開放感の違いがこの写真でわかりますか?

隣地に出来た建売住宅3階建てと比較するとだいぶ背丈が抑えられた住まいですが、
気持ちの良さが断然違いますね。

お忙しいところありがとうございました。

富士山の雨水利用

今夏、富士山登頂をした友人から貴重な写真をいただきました。

「昨日富士山に登ってきました。
途中の山小屋に雨といがありました。
富士山では水はとても貴重なものなので、雨水利用をしているそうです。」

富士山に降る雨は、大切に利用されているんですね。

1年間の結果

自宅の1年間の雨水利用状況を報告します。


1Fトイレと2Fバルコニーの散水で使った水の総量です。
35m2です。


1tのタンクに補給された上水道の総量です。
16m2です。

すなわち 36m2-16m2= 20m2

これが1年間で利用した雨水の総量です。
半分以上は雨水を利用することが出来ました。


ここのところ雨が多いのでタンクも満水。


雨水でトイレを流した日は子どもたちがカレンダーにマーキング。
栗原さんのアイデアをいただきました。

1tのタンクではオーバーフローしている日も多いようです。
もう1t増やすか。

緑のカーテンバスツアー報告4

続いて昼食会場にて蒸散の実験を行いました。
千葉大学の松岡先生(専門は生物環境気象学)が子どもたちに実験の説明をしています。
*ご自宅はOMソーラー住宅。2000年に建てられたとのこと。
  施工は岡庭建設さんでした。
  街並みづくりや温熱環境に関心のある方は、住まいにもこだわっていらっしゃいますね。
これが今回の実験に使うキット。
アップルミントを利用します。
一つは葉っぱがついているもの。もう一つは葉っぱを取ってしまったものです。
ビニールチューブには水は入っています。
食事をしている約1時間の間にどこまで水の減り方が違うかを測定します。食事が終わって、みんなが測定しています。
0.001gまで測定できる機械を大学から持参していただきました。解散前に地元の公園に戻って、この実験についての説明がありました。

まず 気温と葉の温度の関係  → 気温>葉の温度 という方がほとんどでした。
これは、葉の蒸散作用によって、表面温度が下がっているからです。

つづいて2つの水の減り具合についてのお話
 大まかにまとめると
   植物が水1gを蒸散するのに1m3の空気を約2度下げる効果があるとのこと

 私の場合、1時間での水の蒸散量は
  葉のあるミント  14.279g→13.855g   0.424g減
  葉のないミント  13.072g→12.973g   0.099g減   差が0.325g

 こんな小さなミントの葉っぱでも、1m3の空気を1時間で約0.6度下げる効果が
 あることがわかりました。

葉っぱがあるかないかで、こんなに蒸散量が違うことにびっくり。
そんな蒸散量の多い、緑のカーテンを通って入ってくる風は涼しいんですね。

みなさんお疲れさまでした。ご協力ありがとうございます。
おかげさまで充実したツアーとなったようです。

緑のカーテンバスツアー報告3

続いては緑のカーテンを総合学習に取り入れ、学びながら育てている高島第5小学校へ。
まずは音楽室で緑のカーテンを学びます。
私も何度も聴いている講演ですが、短い時間で充実した内容です。
こうした学習が如何に子どもたちの教育に役立っているか。
自然(植物・土・虫・雨・気候etc)とのかかわりをしっかりと体感しながら学んでいる様子が判ります。
こんなものも発見しました。ここで集合写真。
緑のカーテンというよりは、緑の滝といった感じまで育っています。
今夏は、保護者の方たちにも協力をいただいて、水やりの当番制を組んでいます。
みなさん喜んで協力していただけるとのこと。
緑のカーテンを通じて、学校と保護者がつながっていきます。続いては、大東文化大学の屋上で取り組まれている緑のカーテン。
このフロアにある部屋はすべて部室。エアコンは着いていないそうです。
屋上緑化されているだけでも良い雰囲気なんですが、
ここに緑のカーテンが加わり、一層心地よい場所になったようです。いつもの夏と違って今年はこのベンチに座っている学生も多かったことでしょう。
水やりも部で交代で行っているとのこと。
あまり手間はかかっていないとのお話でした。これは大東文化大産のゴーヤー。
夏休みは学生が少ないので収穫していってくださいとのことで、
参加者のおみやげとなりました。
見学会終了後に行われた打ち上げでいただきましたが、
取れたてだったので、シャキシャキしてとてもおいしくいただきました。