木造仮設住宅郡

ある方からお借りした木造仮設住宅郡
興味深く読ませて頂きました。

応急仮設住宅に求められるスピードと供給量。
今回の震災でも国とプレ協が連携して、5万戸の供給がいち早く行われました。
大きさや仕様なども格差が生じないように進められています。

この本で紹介されている事例は、
通常の流れとは異なり、自治体や地元が中心となって進められたもののようです。

時間は多少かかってしまうでしょう。
供給量も実際どこまで可能なのかもわかりません。
仕様などにも差が出てくるでしょう。

そんな中、共通して感じられることは、豊かなつながりです。

窓を開ける 縁側で佇む 外に出てみる  といった自然とのつながり
集会場にいってみる 一緒に何かに取り組む  といった住む方同士のつながり
地域材を使う 被災した方を考えてつくる 関わった方に感謝する  といった地域とのつながり

様々な豊かなつながりを丁寧にデザインしていくこと。
すべての建築にとって大切なことですね。

地域の力というものも感じました。

*一部、緑のカーテンを実践された写真も掲載されていましたが、
 スタート時期が遅かったようで、あまり上手くいっていないようでした。
 こうしたところに対しても、支援活動をしていく必要がありそうです。
 緑のカーテン応援団が役立つ場面もまだまだありそうですね。

りくカフェ セレモニー

りくカフェのオープンセレモニーが昨日1/9に現地で開催されました。
地元の成人式出席のため残念ながら私は不参加。

60名以上の方が集まり、陸前高田市の久保田副市長も参加されたそうです。
吉岡の専務、タニタハウジングウェアの営業部長も参加しております

りくカフェが陸前高田市の復興に役立つことを期待したいと思います。
私も時間をつくって見てこようと思っています。

ゆるがないデザインを学ぶ・軽井沢 報告会

10月に行われた 「ゆるがないデザインを学ぶ・軽井沢」
2名の社員が参加させて頂きました。
 *主催:協同組合もくよう連
その報告会が12月12日に行われました。

見学させていただいた建築は、下記のとおりです。
 アントニン・レーモンド氏
  夏の家新スタジオ聖パウロカトリック教会
 吉村順三氏
  カミングハム・ハーモニーハウス
  メロディーハウス
  吉村山荘
 奥村昭雄氏
  星野山荘

それぞれが撮影した写真から幾つかピックアップしたものを見せながらの説明。
なんとも、弊社の社員らしい視点で見学してきたようです。

感想として
 ①弊社でも販売している金属一文字屋根。
  長尺ものやたて葺などと比較すると手間も含め、コストが掛かるのですが、
  意匠面では、なかなか良い感じ、飽きないデザインに仕上がっていること。
  改善点として
  当社の場合、伸縮に因る歪みや雨仕舞いを考え、袋ハゼに余裕を持たせていますが、
  更に薄く仕上げればより綺麗に見えそうです。

 ②雨仕舞いの問題
  別荘地に建つ建物なので、要所にしか雨といはありません。
  そのため、雨が外壁などを傷めているケースも見受けられました。
  軒高・軒の出・犬走りの仕上げなどによって雨の跳ね具合も変わってくるので、
  そんな目安が提案できれば良いなと感じました。

 
一番の感想は・・・・参加できずに非常に残念だったということになります。

ギャラリー間  311 失われた 街展

311 失われた 街展 に行ってきました。
失われた街の復元模型が展示されています。
写真は女川町のもの。
この模型の左奥、丘の上にある女川町立病院
震災後、実際にこの丘から街を見下ろしたことを思い出します。
この病院には、弊社のステンレス製雨といも採用されていたのですが、
1階部分は凹んでいました。

ちなみに次回は、建築家長谷川豪さんです。
 2012年1月14日~  ギャラリー間 にて