ひとやね オープニングセレモニー

1月10日
植田板金店さんひとやねオープニングセレモニーに参加してきました
デザイン監修は隈研吾さん


様々な屋根・壁・雨といを展示
ショールームとして一般の方に公開されます


外には小屋も多数展示されています


また屋根や小屋だけでなく
コーワーキングスペースでもあります
ちなみに ひとやね は ひとつ屋根の下 をもじったネーミングです


建物の中に軒下空間が並んでいます
ガルバや銅の雨とい・くさりといも展示していただいてます


隈研吾さんからは
「日本の建築板金の技術は世界一 和食同様、世界遺産にしよう」
といった趣旨のお話もありました
各地から建築板金業の仲間が来られていましたが
皆さん、勇気づけられたと思います


18時以降は交流の場にもなります
冷蔵庫には、ノンアルコール飲料が
車移動の多い岡山に合った施設となりそうです


トイレの手洗い
銅のたてハゼで作られていました
板金技術をこうしたところでも見て取ることができます


建物の裏側にはHACO/GH15号114Φを採用いただきました
ありがとうございます

植田板金店
ひとやね

屋根コン2023を終えて

12月10日(土)に開催されたタニタハウジングウェア主催の
屋根のある建築作品コンテスト2023 無事終了しました

本社4階エレベーター前に飾られた
大賞(住宅部門・非住宅部門・TANITAGALVA部門)です


住宅部門 大賞 明星の家
設計は、湯谷建築設計さん
スタンダードを採用いただいています

周辺環境から開放する方向を考え、1/4の方形屋根としたそうです
手前のカーポート兼物置は後工事
住まいとの屋根勾配の関係
たてハゼの位置などキレイに合わさっています
長いお付き合いの建設会社で
息のあった施工だったことが伝わってきます


非住宅部門 大賞 ゆりの木保育園
設計はSN Design Architectsさん
スタンダードensuiを採用いただいています

方形屋根のトップを切り取り中庭としています
未満児(0~2歳)の保育園 雨の日も安心して過ごせそうです
5つ応募して1つだけ受賞したため
代表の佐野さんから喜びもあり悔しさもあるとお話がありました
どんな作品が受賞できなかったのでしょうか?
覆面審査なのでわかりませんでした


TANITAGALVA部門 大賞 庇護の家
アーキテクトビルダーのサンハウスさんの作品
ガルバリウム本掛一文字棟まどS形を採用いただいています
雨といはありません

屋根の形や勾配、軒先の水平ラインをこの地に合わせて設計
室内から見る風景も美しそうです
施工された萩野谷板金工業さんも親子で参加
サンハウス野辺さんとは父親の代からお付き合いがあるそうです
定尺横葺きは、手間はかかるがやりがいのある仕事
息子さんも誇りをもって
板金業に勤しんでいることが感じられました


その他の受賞作は、応接室に通じる通路に掲示しています
本日から来場されるお客様にご覧いただけるようになっています
U-40部門、アーキテクトビルダー部門など
若い方の活躍が感じられる内容でした

受賞者のみなさんとは
懇親会などを通じて様々な方とお話することができました

設計する人、施工する人が顔の見える関係の中で
コミュニケーションを取りながら一つの作品を仕上げていく
それぞれが自身の仕事に誇りをもち、互いに尊敬しあっている
そんな関係があって
地域から愛される屋根のある建築に仕上がっていくように思います

またクライアントのプロジェクトへの想いや寛容さも感じました

審査員の皆さんとは反省会なども行い
屋根のある建築作品コンテスト2025につなげていきたいと思います

木と金属の井戸端会議 無事終了


11-1studioで行われた木と金属の井戸端会議
無事終了しました
鯰組岸本さんとも色々お話ができました


色々とつながりのある方にも出会えることができてよかった

広場(こうば)を今後どのように開いていくか?
様々なヒントをいただきました
拭き漆なども含めて楽しい広場にしていきたいと思います

砂越さん、良い機会をありがとうございます

11-1studio

超インテリアの思考


山本想太郎さんから本をいただいた
超インテリアの思考

これからの建築の可能性について記されている
ちょっと哲学的な感じもする読み応えのある内容
どうコメントするのが良いのか考えてしまう

私の読後感としては

便利・楽・安心などは選択肢として大切な指標
但しなんとなくその先に豊かさがあるのかは考えてしまう

専門化・分業化が進む中、トータルとしての情報が見えず
パッケージに安心してお任せする機会が増えている
本来必要だった情報・思考まで削ぎ落としていないか?
それは本当に豊かさにつながっていくのか?

建築だけではなく、様々な社会課題について問題提起されていると感じました

そして最後にこのあとがき
弊社の 雨のみちデザイン がきっかけになっていたとは
なんかちょっと嬉しい気持ちに
驟雨異論 4回にわたって連載いただきました

絶賛社内回覧中です

超インテリアの思考
山本想太郎