屋根コン2023を終えて

12月10日(土)に開催されたタニタハウジングウェア主催の
屋根のある建築作品コンテスト2023 無事終了しました

本社4階エレベーター前に飾られた
大賞(住宅部門・非住宅部門・TANITAGALVA部門)です


住宅部門 大賞 明星の家
設計は、湯谷建築設計さん
スタンダードを採用いただいています

周辺環境から開放する方向を考え、1/4の方形屋根としたそうです
手前のカーポート兼物置は後工事
住まいとの屋根勾配の関係
たてハゼの位置などキレイに合わさっています
長いお付き合いの建設会社で
息のあった施工だったことが伝わってきます


非住宅部門 大賞 ゆりの木保育園
設計はSN Design Architectsさん
スタンダードensuiを採用いただいています

方形屋根のトップを切り取り中庭としています
未満児(0~2歳)の保育園 雨の日も安心して過ごせそうです
5つ応募して1つだけ受賞したため
代表の佐野さんから喜びもあり悔しさもあるとお話がありました
どんな作品が受賞できなかったのでしょうか?
覆面審査なのでわかりませんでした


TANITAGALVA部門 大賞 庇護の家
アーキテクトビルダーのサンハウスさんの作品
ガルバリウム本掛一文字棟まどS形を採用いただいています
雨といはありません

屋根の形や勾配、軒先の水平ラインをこの地に合わせて設計
室内から見る風景も美しそうです
施工された萩野谷板金工業さんも親子で参加
サンハウス野辺さんとは父親の代からお付き合いがあるそうです
定尺横葺きは、手間はかかるがやりがいのある仕事
息子さんも誇りをもって
板金業に勤しんでいることが感じられました


その他の受賞作は、応接室に通じる通路に掲示しています
本日から来場されるお客様にご覧いただけるようになっています
U-40部門、アーキテクトビルダー部門など
若い方の活躍が感じられる内容でした

受賞者のみなさんとは
懇親会などを通じて様々な方とお話することができました

設計する人、施工する人が顔の見える関係の中で
コミュニケーションを取りながら一つの作品を仕上げていく
それぞれが自身の仕事に誇りをもち、互いに尊敬しあっている
そんな関係があって
地域から愛される屋根のある建築に仕上がっていくように思います

またクライアントのプロジェクトへの想いや寛容さも感じました

審査員の皆さんとは反省会なども行い
屋根のある建築作品コンテスト2025につなげていきたいと思います

木と金属の井戸端会議 無事終了


11-1studioで行われた木と金属の井戸端会議
無事終了しました
鯰組岸本さんとも色々お話ができました


色々とつながりのある方にも出会えることができてよかった

広場(こうば)を今後どのように開いていくか?
様々なヒントをいただきました
拭き漆なども含めて楽しい広場にしていきたいと思います

砂越さん、良い機会をありがとうございます

11-1studio

超インテリアの思考


山本想太郎さんから本をいただいた
超インテリアの思考

これからの建築の可能性について記されている
ちょっと哲学的な感じもする読み応えのある内容
どうコメントするのが良いのか考えてしまう

私の読後感としては

便利・楽・安心などは選択肢として大切な指標
但しなんとなくその先に豊かさがあるのかは考えてしまう

専門化・分業化が進む中、トータルとしての情報が見えず
パッケージに安心してお任せする機会が増えている
本来必要だった情報・思考まで削ぎ落としていないか?
それは本当に豊かさにつながっていくのか?

建築だけではなく、様々な社会課題について問題提起されていると感じました

そして最後にこのあとがき
弊社の 雨のみちデザイン がきっかけになっていたとは
なんかちょっと嬉しい気持ちに
驟雨異論 4回にわたって連載いただきました

絶賛社内回覧中です

超インテリアの思考
山本想太郎

ハウスベースさん主催の非住宅木造勉強会

ハウスベースさんが主催する木造化・木質化支援の「木造非住宅勉強会」が
弊社で開催されました

そのレポートが3回にわたってHPで紹介されています

テーマは「雨とい+α」

まずは「講義編」
豪雨対策に関するお話


「施設見学編」
フラセールで雨を体験いただいたり、軒先の雨仕舞の様子をご覧いただきました


そして「懇親会編」
18時に終わる予定が・・・ 1時間も延長され
しかもその後、植村さん安蒜さんと22時過ぎまで(笑)

色々と情報交換ができてよかったです

来年のハウスベースさんの活動も楽しみです

ハウスベース

建築をともにつくる


11-1 studioで行われた
つみき設計施工社 河野直さんのトークイベントに参加しました

30年以上前、住宅営業をしていた時と近い感覚
幸せな家族に出会える仕事だと思ってやっていました

ともにつくることで生まれる価値
契約してからつくるのが建築
様々な職人が一緒になってつくるのが建築
そこに住まい手や地域の関係者が参画することで
建築や人と密接な関係もできる
職人さんの熟練した技術に対して対価を支払っていることも感じられる

そんな感覚をもった住まい手が増えれば
主体的に建築に関わることができる

ともにつくる建築が
自転車で移動出来る範囲で広がると
住む町、働く町はもっと面白くなりますね

なお次回のトークイベント
鯰組の岸本さんと一緒に登壇させていただくこととなりました
こちらもよろしくお願いいたします

屋根コン2023 授賞作が発表になりました

大変お待たせいたしました
屋根コン2023の受賞作をHPで公開しております
こちら をご覧ください

応募総数 335作品
住宅部門:257 作品
非住宅部門:62 作品
TANITAGALVA 部門:16 作品
今回も多数の応募をいただき感謝です

全 40 作品の授賞作品が審査会で選定されました
なお住宅部門およびU-40 賞はそれぞれ2作品授賞を増やしました
*リノベーション特別賞は選考の結果3 作品としました

実際に見学させていただいた案件も多かったんですが・・・
ほとんど授賞にならなかったように思います
申し訳ありません

40歳未満の設計士(U-40)の作品が目立っていた感じがします

今回から施工された建築板金業名も応募の条件にしています
設計する人と施工する人のつながりにも注目していきたいと思います

授賞式&トークイベントでは
授賞者を中心に建築板金についても触れていく予定です

すでに60名を超える方にリアル参加いただく予定になっています
リアルでお会いしたことがない方が多数
とっても楽しみです

みなさんにとって屋根や建築板金について
考えを深める機会になればと思います

屋根のある建築作品コンテスト2023