土曜住宅学校 中村好文先生

先週の土曜日からスタートした土曜住宅学校
会場は自由学園明日館講堂です。講堂といっても教会の礼拝堂を思わせる雰囲気。
100名以上の参加人数だったようです。

今回のお話のメインは 「Lemm Hut」
以前から考えていた住まいを実験住宅として建築。
ご自身や事務所のみなさんでお使いになっているとのこと。

「Lemm Hut」は線や管に頼らないスタイルの住まい。
線や管を断ち切ることで得られる価値や文化があるとのこと。
  *線や管とは上下水道・電気・ガス・電話などライフライン全般

雨水利用・ソーラーパネル・風力発電・七輪キッチン・五右衛門風呂etc
線や管を断ち切ることで新たな生活スタイル・建築スタイルが生まれます。

屋根も雨を集める集水面と考えると働く形状という視点から片流れに。

地下に溜めた雨水は「LEMM HUT」に行くたびに必要量だけ高架受水槽に手押しポンプで揚水。
別棟で五右衛門風呂棟も作り、雨水を沸かしたお風呂に入浴されているとのこと。

食べること・寝ることなど基本的な生活に対して様々な工夫が感じられる住まいでした。

便利さ故に本来必要だったつながりやかかわりまで断ち切ってしまった現代社会。
これからは必要だったつながりやかかわりをデザインしなおす必要があります。
線や管を断ち切ることで本来の自然とのつながり・かかわりがよみがえるようです。
私も一度、体感してみたいですね。

最後は伊礼校長先生と中村先生のやりとり。
受講生から事前にもらった質問を投げかけるなど、一体感のある充実した内容でした。

次回は10月18日 国際文化会館 で開催されます。

“土曜住宅学校 中村好文先生” への5件の返信

  1. SECRET: 0
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    タニタさん
    いらしていただいてありがとうございました。
    第1回目としていいスタートだったと思います。
    ありがとうございました。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    便利さのために捨ててしまった大切なもの・・・もう一度見直してみたいですね。
    きっとその中に、本来の快適さや住むことの意味が見つかりそうです。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    tokyomachiyaさん
    雨が降ってきても気づかずに、ベランダに干していた洗濯物が濡れてしまう。
    それなら最初から乾燥機を使って済ませてしまう。
    私が小さいときは
    雨が降ってくるとそれに気づいた近所の方が
    「雨が降ってきましたよ」と声を掛け合っていました。
    そんな光景を見る機会も少なくなってしまいました。

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