楽しませていただきました

カワイイパラダイム終わりました。
13:00~19:00近くまでという6時間近いシンポジウム。
結構楽しく参加することが出来ました。
私は雨といの歴史とスタンダード誕生の経緯をお話させていただきました。
プレゼン終了後「ジャッジメント」といってその商品がカワイイかどうか
来場者全員に今回のピンクのチラシを掲げてもらうのですが・・・。
カワイイという言葉を一言も使わずに話をしたので
(事実、カワイイと雨といをどうつなげるかは難しかった)
キョトンとした雰囲気でした。
コーディネーターのうまいフォローのおかげで、
良い方向で考えてジャッジして戴いたように思います。今回、カワイイについて語られた面々。

今回のクリエイティブな方たちの話を伺って感じたこと
・それぞれがカワイイものを語るとき、その表情はとても豊かで楽しそう
・自分がカワイイとおもう小物を身近において楽しんでいる
・ものだけでなくその背景まで読みとってカワイイを楽しんでいる(カワイイでなくなることも)

今回のシンポジウムでは様々な方と雨のみちについてお話しすることが出来ました。
・昨日上棟した自宅の雨とい。何がつくのか聴いていなかった。
・2ヶ月前に完成した建物。デザイナーという仕事柄、室内外に指定材を使ったが、
雨といまで気が廻らなかった。
 自宅に帰ってどんな雨といがついているかを見るのが不安。
・これからの世の中に大切な役割を果たせる会社ですね。
・3度目の自宅新築。今回は雨といやエアコン配管の位置までこだわった。

今回のシンポジウムをきっかけに雨のみちについて考えてくれる方が増えることを期待しています。

古代西洋建築にみる雨仕舞いと雨水利用(1203)

レーザー導入(1126)

「ガーゴイル」ってご存知ですか? そんな一言から朝会がスタート。
ノートルダム寺院のような中世期のゴッシック建築などの屋根部に見られる、
魔物の姿をした彫刻物が突き出している部分。
(ジャガーのエンブレムのような。。。)
これは屋根などに降った雨が、この魔物の口などから吐き出されるという具合に、
建物から遠くへ排出するためのものだそうです。
ガーゴイルという言葉そのものは「屋根から水を流しだす」という意味合いとして
広義的に使われるようです。
そして、建物から遠くへ排出することで、外壁などの石と石の間の漆喰(?)などを
守る意味でも重要な役割を果たしているそうです。
建物を守るという意味では、今でいう「雨仕舞い」なんだなぁ~と思いました。

また当時は宗教的な意味合いが強くラッピングされていて、
魔物の口から流れ出す水が、「外に祓い出される悪霊」を象徴し、
またそれ自体が悪霊の進入を防ぐ(寄せ付けない)とした、
日本でいう「鬼瓦」のような意味合いもあるそうです。
現在でも、雨が降るとこのガーゴイルから雨水が流れ落ちるそうです。
現地ではこの流れ落ちてくる雨を「悪霊の水」という迷信的な認識もまだあるようで、
なるべく被らないようにしているそうです。
ちなみにエジプトでもこうしたガーゴイルというものが存在していて、
当時は流れてきた雨水で聖杯などを洗うなど、「雨水利用」なるものが行われていたようです。

ヨーロッパに行った際にガーゴイルを見たことは何度かあります。
ただ残念なことに雨の日に見た経験はありません。
おそらく雨の日だったらガーゴイルから出てくる雨の下に行って
「悪魔の水」をかぶっていたかもしれません(笑)。

雨といの大きさを考えるとき、その地域の降雨強度を考えながら
といの大きさや形状を加味して、提案する事があります。
つくり手からの要望の中は、
 ・あまり大きなものをつけたくない
 ・100mmくらいの豪雨の時は溢れても一緒
そんな意見を伺うこともあります。

当社が考える雨のみちはどこからでもバシャバシャと雨が溢れるのではなく、
たとえば、一定量を超えたときの溢れる場所までデザインすることだと思います。
ガーゴイルのように、建物や隣地や庭に外のないようなところに雨があふれ出す。
リビングからその溢れる様子を見ながら、
「あそこから雨が出ているということはかなりの豪雨だなあ」と実感できる。
そんな雨のみちもおもしろそうですね。

カワイイパラダイム

-カワイイパラダイム-
2007年12月11日(火) 13:00~18:30
リビングデザインセンターOZONE 3F パークタワーホテル

いよいよ5日後に迫ってきました。
参加費は一般¥5,000なのですが、
すでに来場予定者もすでに200名以上になっているようです。

弊社にもまだ招待券なるものが多少残っております。

つきましては関心のある方、限定5名にプレゼントいたします。
コメントを入れていただいた先着順とさせていただきます。

当日は私も会場に午前中から行っている予定です。
送付が間に合わないようであれば、その場でお渡ししたいと思います。

MIDORI ~繋がる輪~ 歌詞を紹介します

MIDORI ~繋がる輪~

 ぼくたちは 忘れない  やわらかな 土のぬくもり
 そこに生きる いく億もの 目には見えぬ なかまたち
 ぼくたちは 忘れない  回り続ける 命の輪
 すべては 生まれ輝いて いつか 土に還る

 その恵みを受けて 空へ 空へと 伸びてく みどりたち
 さわやかな風が 優しく ぼくたちを つつむよ

 ぼくたちは 忘れない 空と 大地と 海とを
 恐竜の昔から ずっと 旅する 雨水たちよ
 ぼくたちは 忘れない 雨は大地に 降り注ぎ
 すべての命 潤して  いつか 空に還る

 その恵みを受けて 空へ 空へと 伸びてく みどりたち
 やわらかな光 優しく ぼくたちを つつむよ

  
 繋がってく ひろがってく 
 心おどる すてきな出会い
 人と人 町と町 時を超え 海を越え
 みどりがつなぐ 心と心 世界中のなかまたち

 このみどりの星で 
 このみどりの星で

12/15 エコプロダクツにて子どもたちが歌います。
お楽しみに。

eco japan cup 2007

以前にこのブログでも紹介した緑のカーテンの活動から生まれた

「midori ~繋がる輪~」

その後、NPOとしてレコーディングをするなど
徐々に準備を進めていましたが、


eco japan cup 2007 の
カルチャー部門 エコミュージックで

team HAKUHODO RECORDS賞をいただきました。

緑のカーテン活動の広がりに
更に拍車をかけることになりそうです。

なお来週行われる エコプロダクツ展 に
NPO緑のカーテン応援団は出展しますが、
12/15、会場内で2回にわたり

「midori ~繋がる輪~」

が小学生によって披露されます。

私も当日はビックサイトに出向いている予定です。
是非お立ち寄り下さい。

那珂湊の家を見学

那珂湊の家の詳細レポートです。
スタンダードを採用いただいた物件としては
おそらく一番大きな住まいと思われます。
もう少し軒といが小さく見えるかなあと思っていましたが、
違和感は感じられませんでした。寄棟での採用も珍しいのですが、コーナーもしっかりと納まっています。

ダイニングから見たリビングリビングから見たダイニング吹き抜けから見たリビング
大きな住まいですが広さを感じないというのでしょうか。
いくつか居場所がある感じです。
階段部分にはトップライトから明るさが入ってきます。
雨といが触れられるくらいの高さにきています。

朝一番でお邪魔したので帰りは港に立ち寄りました。
市場で生ガキをその場で食べさせてくれていたので1つ戴きました。、
また大きなネタの回転寿司を食べて帰りました。もちろんM水産での出来事です。