理由は後ほど
雨漏りトラブル(1030朝会)
「雨漏りトラブルの現状と対策」というNPOの講義に参加した方からの話でした。
雨漏り診断の考え方と原則
・先ず、先入観を捨て去ること(心構え)
・5つの原則
①現状を正確に把握する。(構造・工法・環境・経年)
②問診を徹底する(雨漏り状況を聞く・いつから・場所)
③仮説をたてる (もし~ここから・こうなる・多くの仮設)
④冷静に観察する(施工の状態・シーリングの劣化状態など)
⑤雨水は上から下に流れる(雨漏りの迷路に迷ったら、考え方をシンプルに戻す)
一般的に雨漏りはその原因がつかみにくいケースが多いようです。
雨のみちがうまくデザインされていないと、こうした雨漏りにつながるケースも出てきます。
また上記にあるように、先入観を捨てて考えることが大切なようです。
雨仕舞いを大切に考える。
最近ではコーキングで処理するケースも増えてきていますが、
雨仕舞いは板金業の大切な役割でした。
建て替えサイクルが短い場合は良いかもしれませんが、
欧米並みに日本の住宅の建替年数も長くなっていくことを考えると、
コーキングだけに頼るのではなく、昔ながらの雨仕舞いの視点や技術が
求められてくると思います。
雨のみちをデザインする仕事において、雨仕舞いは大切な視点。
結果として、雨から住まい手の生活が長期間にわたり、守られることになります。
雨に対抗するのではなく、雨とうまく付き合っていく感覚が必要なのではないでしょうか。
友人に薦めた雪国の雨のみち(1023朝会)
1週間UPすることを忘れていました。
大変失礼いたしました。
まずは10/23の朝会の話をUPします。
ちょうど秋田から転勤で東京に来ていただいている方が当番でした。
雪国といえば「雨といは壊れるのでつけない」というのが一般的な地域。
その為か、秋田工場で働く方たちの大半が、製造した商品が使われているところを
見たことがない方ばかりでした。
そんな状況の中で開発された雪国向けの雨とい。
試験段階で使われた現場なども見て、これなら自信を持って薦められると
工務店を経営する友人に薦めて、採用していただきました。
取り付けていただいた後もその住まいを訪問。
友人の方もとても喜んで頂いているようです。
使っていただいているお客様から喜んでいる声を聞くのはとてもうれしいとのこと。
この冬に秋田に帰る際も、訪ねてみようと思っているとのことでした。
いままで、銅やステンレスといった高級素材の商品を高級住宅に提供してきました。
雪でこわれないなどわかりやすい機能を持った商品や、
ガルバリウム製の比較的手頃な商品が発売されるようになってから
薦めていただける範囲もだいぶ広がったように思います。
特に製造している地元の方に喜んでいただけるのはとてもうれしい話です。
雪国でも雨だれは建物や住む方にとって決して心地よいものではありません。
北東北にも雨といの文化が根付いていくとうれしいですね。
不都合な真実
GLOBE International(地球環境国際議員連盟)を創設した、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏出演の映画 「不都合な真実」 の試写会に行って来ました。
この作品は、温暖化の真実の姿を解明し、「人類が滅亡するまでの真実のシナリオ」をアル・ゴア氏の視点で描いたものです。
地球温暖化を他人任せにせず、ひとり一人の行動を変えていかなければならない。
日本でも年明けに公開とのこと。
是非多くの方にご覧頂きたい映画です。
マイ箸日記15
マイ箸日記14
緑のカーテンとブログ(1016朝会)
緑のカーテンを自宅で挑戦した社員の話。
その経過を ブログ でも紹介しています。
当初は簡単に出来るのではと考えていた緑のカーテン。
しかしなかなか思うようにいかなかったようです。
また、学校教育の中で子供が育てたオクラが結構良い感じになったとのこと。
こうした経緯をブログで紹介するといろいろなコメントや検索されやすい
キーワードも判ってきてなかなかおもしろい。
緑のカーテンを育てることの難しさとブログのおもしろさを実感したようです。
今回からコメントが指名制となり、常務がコメント。
自宅で雨水利用をしている常務は、
来年こそ緑のカーテンに挑戦すること。
植物には育てやすいもの、育てにくいものがあること。
*水やりに結構気をつかう植物がある
ブログも是非始めてみたいとの話がありました。(楽しみにしています)
こうした活動から緑のカーテンへの関心も高まり、
雨の用途が広がってくれるとうれしいですね。
マイ箸日記13
雨の役割(1010朝会)
今日は雨が空を浄化する話。
連休前の金曜日。東京は台風ともいえる大雨。
そのおかげもあってか3連休は快晴に。秋晴れの綺麗な青空が広がりました。
酸性雨もこの雨の浄化作用の働きの1つ。
銅の変色が以前のように綺麗になりにくくなっているのもこうした理由があるようです。
こうした雨の働きを解明していくことで、金属外装材の活かし方も見えてくる。
基礎的な学びを通じて「知のめぐり」を良くし、商品の開発に活かしていきたい。
こんな話がありました。
雨によって促進される酸化現象。
銅もこの酸化が進むことで緑青が発生。
この緑青が保護被膜となって銅の消耗スピードを減退させます。
残念なことに、最近は瓦や酸性雨の影響か、
廻し葺きの銅屋根の緑青がなかなか綺麗にならないケースもあるようです。
但し、オール銅板屋根の場合は綺麗に緑青が発生するようです。
弊社会長の自宅はオール銅板屋根。
既に15年ほど経過をして屋根が緑がかってきました。
この屋根の色を google map で確認することが出来ます。
住所検索機能に航空写真をリンクしたサービスによるもの。
瓦やスレート系の黒っぽい屋根材の中、
薄い緑青色に変わってきている銅屋根材の様子がネットで確認できます。
雨と銅製の屋根とのかかわりは、こんな風に確認することも出来るようになりました。
オール銅板屋根で葺かれた方は、是非一度自宅の屋根を空から確認してみてください。