やってきました

大東文化大学の「企業と経営者」という講座の講師依頼があり、行ってきました。
ご覧の通り200名以上の学生の前で75分程度マネジメントについての話をしました。

組織の使命について、サンタクロースのたとえ話をしましたが、
「全てをシステムにすればミッションがなくとも問題ないのでは?」
との質問を終了後に1名の学生から頂きました。

事業には必ず「想定外」のことがあるということ。
スピードが求められる中、実際に業務に携わる人の判断が重要なこと。
そもそも、ひとり一人のモチベーションが上がるかどうかで仕事の質が変わってくること。
などを伝えました。

まとまった数の学生に判りやすく伝えることは難しいと感じると同時に、
そうしたスキルの重要性を実感した1日でした。

教育講演会

お誘いを頂き、地元の会に参加しました。
45分程度、企業人としてみた教育についていろいろお話をさせていただき、
その後に意見交換を行いました。

少人数でしたが、教員アリ、保護者アリ、地域の方アリと多彩なメンバーです。

様々な施策を通じて教育現場の作業量は増え続けている。
また本来の教育として必要なところになかなか時間が割けていないのが現状のようです。

廃棄すべきものは何か。
そこから考える必要があるようです。

書の授業その2

参加された先生から頂いたメールを転送します。
下記の文章からもう少し概要が掴めると思います。

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感動的な授業でした。
体育館いっぱいに広がって、習字道具を準備した子どもたちの前に、
書の先生は、すてきな笑顔で登場しました。
決して大きな声ではないのですが、
優しい語りかけに子どもたちは耳を澄ませていました。

まずは墨を擦る。
当日の雨を1・2時間目の間に各自が用意した器にため、
その雨水(『あまみず』と読んでください。)で墨を擦ります。
普段は墨汁を使っている子どもたちですが、
一生懸命擦り続けます。
しーんとした体育館には、シャカシャカと墨を擦る音だけが響いていました。

次に先生が書いてきてくださったいろいろな「雨」という字を見せていただいて、
いよいよ書き始めます。

と思ったら、普段お手本を見ながらきっちりした字を書くことしか
経験していない子どもたちの字は、やっぱりきっちりしたままです。

そこで先生の実演です。
子どもたちから出た言葉を、その場で次々に書いてくださいました。
「う~ん。」とちょっとだけ考えてから、
さっ、しゅしゅっ、と半紙の上に躍動感のある字を書いていきます。
子どもたちは「おーっ!」「わあっ!」
ひたすら感激していました。

また書き始めた子どもたちの字は、さっきまでとはまるで違いました。
書くことが楽しくて楽しくて、何十枚も書いた子もいます。
何かが大きく変わる、感動的な瞬間に立ち会うことができました。

まだまだ書きたかった子どもたちですが、時間が来て、
今日一番のお気に入りの作品を選び、みんなで記念撮影しました。

先生からは、すべての子どもたちにすてきな書のプレゼントもいただきました。

みなさんにはいろいろとご無理をお願いいたしましたが、
「計画して本当によかった!」と思える授業になりました。

翌日、子どもたちと話していて、
「また来ていただけたらいいね。今度は緑がテーマというのもいいね。」
というと、
「うん!」
「何度でも来てもらいたい!」
とまたいつかを楽しみにしていました。

緑のカーテンの学習で、ゲストティーチャーの方に来ていただくたび思うことですが、

本物にふれる、ということは、
どんな言葉より多くのものを子どもたちに伝えてくれるようです。

土と肥料についての授業
「すずしさづくり大作戦」 の授業
雨水利用についての授業
「雨の書」の授業。

多くの方々に支えられて、子どもたちは豊かな学びを展開しています。

書の授業(雨で墨を磨る)

6/14・15日の2日間、小学校の総合学習の時間で雨に関わる授業を行いました。
残念ながら14日は参加できなかったので、15日の授業のみ報告します。
右脳を鍛える良い授業だったと思います。

このブログの「雨のみちをデザインする」の書を書いていただいた方を招いての授業でした。

先生の見本の書が掲示されました。ひとつの見本を見て字を書くことになれていた小学生には衝撃的だったと思います。

雨水で墨を磨っています。結構早く磨れたようです。

先生が児童の前で書を書いています。かなりの人だかりになりました。興味津々です。

子どもたちの書も変わり始めました。

最後は自分が一番気に入った書をもって集合写真。

緑のおばさん

ちょうど通勤時に信号待ちをしていると緑のおばさんに話しかけられました。私の乗っている自転車が気になったようです。ちょっとした時間でしたが、気持ちよく出社することが出来ました。こうした見知らぬ方とちょっと話をしたり、挨拶を交わすことが少なくなりました。これは大人の責任ですね。コミュニティーの復活やコミュニケーション力の向上がよく言われますが、その基本は挨拶です。これは大人の責任ですね。

都の教職員研修を受け入れることになりました

東京都の教職員研修を7月に受け入れることになりました。大学生や中学生の職場体験を実施したことはあるのですが、教職員は初めての経験です。昔は先生といえば、児童生徒だけでなく地域の大人から尊敬される存在でした。今は先生になるのが夢だと語る子どもたちも少なくなっているように思います。大変残念なことです。次世代を担う子どもたちの教育現場には高い志を持ち、自ら夢を語れる人物が望まれます。どのような方にお越し頂くのか、今から楽しみです。

挑戦すること

昨日は、外部の方の前で話をする機会が2度ありました(区内の公立学校長及び取引先新入社員)。どちらも挑戦することをテーマに話をしました。組織の資源をヒトもの金と考えるとその中で唯一成長する資源は人です。新入社員の頃は挑戦することばかりなので、必然的に成長がついてきます。しかし、いつの日か仕事にも慣れが生じます。与えられる挑戦から自ら設定する挑戦へと変えていくことが大切です。また組織では、ひとり一人が常に挑戦し続けるようにすることが重要です。でもなかなか難しい。その為にも個人面談を実施し、相互理解を深めることが必要になってくると思います。特に学校は教員ひとり一人のモチベーションがそのまま児童生徒に伝播する仕事。子どもたちにとって、目標となるような大人が少なくなっている今日。こうした挑戦する姿を見せることが大切だと考えています。

卒園式

今日は区立幼稚園の卒園式に参列しました。卒園児全員が証書を頂いたあと、会場に向かって「夢」を語ります。ケーキ屋さん、水泳選手、白バイ隊員など様々です。聴いていると心の中が温かくなる、何かこみ上げてくるものを感じました。挨拶の際には、子どもたちに「大人に力を与えてくれる力がある」と話をし、参列する大人には、「安心して夢を抱ける社会をつくることが我々大人の責任だ」と話をしました。今年で3年目ですが、いつも感動させられています。

子どもによい機会を与える

妙高高原の第2弾。初めて板をつけて雪の森を歩きました。かかとが浮くタイプのスキーで裏には前方向にしか進まないような滑り止めをつけています。5才の息子にとっては全てが初めての経験。森の中心へと歩いていくのですが、アップダウンもあり結構大変だったと思います。インストラクターの方などに助けられながら、何度も転倒しながらなんとか目的地までたどり着きました。そこでは簡単な斜面をつくって滑っては登ることを繰り返し思いの外、上達したようです。インストラクターの方が「子どもにはスキー学校はいりませんね」といっていたのが印象的です。雪の森を歩く一日で学んだことは、スキーが出来るようになるだけでなく、いわゆる「生きる力」に通じるものを感得できたと思います。我ながら息子を見直した、というか「親はなくとも子は育つ」を実感した一日でした。子どもに良い機会を与える。良い機会だということを良く確認した上で、こどもに良い経験をしてもらう。これが親の役目ですね。帰りの車の中では、さすがに疲れたようで、ずっと寝ていました。