IDEE

IDEEの方から新しいデザインの家具展示が行われている情報をいただき、
自由が丘店に行ってきました。面白い形です。おしゃれなオフィスの待合室などに良いかも。
なめしていない皮を使ったソファー。味わいのある色でした。
価格的にもこなれた感じです。
こちらは最近の売れ筋商品。
一番左のソファー。小さくてカワイイ感じ。
私がなんとか座れるほどの大きさです。新カタログもいただいてきました。

オットマンをお願いしようかと考えています。

金沢の町家


金沢21世紀美術館で購入した
アトリエ・ワンと歩く
金沢、町家、新陳代謝このマップをもとに歩いてみました。

まずは美術館→兼六園を抜けて、
扇町、横山町、材木町、橋場町(マップC)
一部、こんな街並みも残っています。


広見と呼ばれる変形した交差点のような場所。
歩いているといくつかこうした場に出会えます。
コミュニケーションの場でもあったようです。


マップに出ていた中華屋で昼食。
野菜炒め定食を食べました。なかなか美味しかったです。


その先にあったパンやさん。
昼食後でしたが、パンとクッキーを購入。
なかなか美味しかったです。


尾張町近辺にあった建物。
マップによると「スカイ町家」と名付けられています。
*他にもいくつか「△◇町家」と名付けられた建物があります。
どのような建物かを確認しながら歩くのも面白いです。

つづいて、観光地として管理された町家にも行ってきました。
まずは主計町茶屋街

ドラマに出てきそうな雰囲気です。


川の反対側から見るとこんな感じです。

一番観光地となっていると思われる東茶屋町。
観光バスで訪れていた韓国の方たちもありました。


観光客が多いこともあり、お店になっているところが多くありました。
ちょっと洒落た感じのお店もちらほら。

こうした観光地と位置づけられた町家には、
比較的、銅雨といが採用されているケースが多いようです。
なんだか、フクザツな心境になりました。

金沢21世紀美術館の作品

美術館の中にも入りました。
もちろん、展示物は一切撮影ができません。

そんな中で唯一撮影できる作品がこちら。
作品名:スイミング・プール
作家:レアンドロ・エルリッヒさん
1973年ブエノスアイレス生まれ

プールの中にいるところを上から見てもらうのも面白そうです。


作品:カラー・アクティヴィティ・ハウス
作家:オラファー・エリアソンさん 1967年コペンハーゲン生まれ

会館5周年を記念して設けられた作品。
シアン・マゼンタ・イエローの三原色をつかっています。

長い間、この空間で遊んでいた親子の様子が印象的でした。


作品:雲を測る男
作家:ヤン・ファーブルさん
1958年アントワープ(ベルギー)生まれ

あの人、何をしているんだろう。
近くでみることができないこの作品は、
子どもたちにそんな発想を与えてくれそうです。
美術館のHPによると、もっと深い思いがある作品でした。
*この写真では今ひとつ分かりにくいですね

なお現在、金沢21世紀美術館では、この雲を測る男の作者の展示会を開催中。
「Alternative Humanities 〜 新たなる精神のかたち:ヤン・ファーブル × 舟越 桂」
8月31日までです。ドキッとする感じの作品が多く見られました。

みなとモデル

先週末、WASSの研究会に参加させていただく機会がありました。
 *WASS:木と建築で創造する共生社会研究センター

話題になっている港区の「みなとモデル二酸化炭素固定化認証制度」がテーマ

木が持続可能な社会において重要な役割を果すことを改めて実感しました。
森林が残っている日本は世界的にも優位に立てる可能性が高く、
こうした制度が充実することで、木を生かした建築が進んでいくように思います。

認証制度設計委員会の委員長である小林紀之先生も参加。
京都議定書や世界の動きなど様々な法律などとの関係をふまえながら
制度設計を進めていく苦労が理解できました。

志高い大人が次世代のためにこうしたシステムづくりに取り組んでいる。
子どもたちにはこんなこともしっかりと伝えていきたいですね。

建築が教育を変える

先週、福井で見学してきた学校やお会いした大学教授の話から、この本を購入、読みました。

建築が教育を変える 福井市至民中の学校づくり物語

建築が教育を変えるという題はちょっと大げさ。
しかし 「指示と規制」中心 から 「自立と協働」中心 の教育に体制を変えるとなると
建築(それだけではないですが)のあり方も大きく変わってきます。

至民中学校の新校舎は、そんな変化をうまく捉えた先進的な事例であり、
2年間の実績で、その効果も着実に積み上がっているようです。

第7章に「学校は足を踏み入れるすべての人にとっての学び舎でありたい」
とありますが、まさにそれが実現しつつあることを感じます。

設計(建築)は、設計工房顕塾の柳川奈奈さん
第3章を担当されています。
「柔らかい学校建築は文化を育む」 まさにそんな学校へと動き出しているようです。

一度、実際に活動が行われているところに行ってみたいですね。 

丸岡南中学校

日曜日、坂井市にある丸岡南中学校を見学してきました。

知識基盤社会における教育のあり方から
ハードとしての学校建築も変わってきている。
その先進的なモデルを視察することが目的。

設計に携わった長澤悟先生や教育関係者も一緒でした。
新たな取り組みを9月から実施する予定の
京都市の私立中学校の先生も参加されていました。

まず感じたのはオープンなスペースが多いこと。こちらは最初に案内された校長室ですが、まさにガラス張りです。
*中にはブラインドもあってケースによっては視線を遮ることも可能になっていました

また教科毎にメディアセンターというスペースが設けられていること。こちらは数学のメディアセンター
オープンなスペースに数学の専門の先生の席があり、
廊下を経た先にある教室が数学を学ぶ部屋になっています。
中学では専科の先生がそれぞれの教室にきて学ぶのが一般的ですが、
この学校では、専科の教室を生徒が廻る形式になっています。(教科センター方式)
こちらは理科のメディアセンター
昼休みなどは生徒のたまり場にもなっているそうです。
校長先生の話によると、各教科のメディアセンターに生徒が如何に集まるか
それぞれ知恵を絞っているとのこと。
良い意味での競争原理が働いているようです。

その他、様々な工夫も見られました。
ドアまで黒板になっている。(数学の教室)

体育館と見学者の高さの関係が程良い関係に。(1.5m程度の高低差?)
ちなみに直接光を嫌う体育館では、外の下からの光りが入るように設計されています。
雪で覆われた時期は反射光で結構明るいとのこと。
それを見越した光のみち計画になっているそうです。

心地よさそうな居場所もたくさんありました。風のパティオ
130mあるベランダ。
実際には地べたに座っている生徒が多いそうです。
外の教室。部活で来ていた子どもたちが寝転がっていました。
鳥のパティオ
ランチルームや図書室に隣接する場所です。
学校と運動場の間を流れる水路。
雪解け水が多いためか、豊かな水の流れでした。

様々なつながりやかかわりが感じられる学校。
東京のような狭いところでは難しいのかもしれませんが、
豊かな時間が過ごせる学校だと感じました。

雨のみちをデザインする仕事と何がつながるのかと言われると・・・・
なかなか難しいものがあるのかもしれません。
但し、校長からはこんな話がありました。「このパティオには軒といがありません。
雨の日になると、屋根の谷の部分から雨が勢い良く流れてきます。
それを楽しんでいる子どもたちがいるようです。」

こんなところにヒントがあるのかもしれません。

建築コンクール

4月24日に開催された建築コンクールに行ってきました。
愛知建築士会名古屋北支部主催。
審査員は 中村好文さん古谷誠章さん伊礼智さんの3名。
148作品から最優秀1作品、優秀3作品、審査委員賞3作品、入選13作品。
計20作品を選ぶこととなります。

公開コンクールに初めて参加しました。
審査員それぞれの思いを伝えながら、公開される中で選ばれる。
結果、納得感のあるコンクールだったと思います。
審査員の皆さんが真剣に作品パネルとご覧になられており、
スタート前は声をかけにくい雰囲気がありました。
第1次審査後に3名の審査員から20作品を選んでもらった結果の一覧です。

2次審査では上記を20作品に絞り込むために、
・3名とも選んだ作品はOK
・2名が選んだ作品は、選ばなかった1名の理由を確認
・1名が選んだ作品は、選んだ1名の理由を確認

以上の進行の中で、2次審査で20作品に絞り込まれました。

そして3次審査を経て
最優秀賞「おひるねハウス」

優秀賞その1「小郷のバス停」

優秀賞その2「FRP FABRIC COPSE」

優秀賞その3「OYM」
以上の通り決定しました。

作品番号でも判るとおり、1次審査で3名とも選んだ4作品がそのまま最優秀・優秀賞になったということになります。

審査の経過を見学しながら感じたことは
・小さな家だからこそできること、訴えられることがあるか
・作者の思いが素直に伝わってくるパネルになっているか
・写真はやはり大切

3名の審査員の読みとり方、感じ取り方の違いも見え隠れし、とても勉強になりました。
小さな家が選ばれなかったことはちょっと残念。
この審査結果とメーカーとして考えるべきことが正直つながりにくかったです。

様々な建材をあつめてこんな事をやっていただけると
メーカーとしてやるべき事がもっと明確になるかもしれません。

なお本コンクール、来年も継続とのこと。
どのようなテーマになるのでしょうか?今から楽しみです。

*カワイイ建築  なんていかがでしょうか?