旧岸邸のすぐ脇にあるとらや工房。
手前が工房。奥が喫茶スペースになっています。
¥500で和菓子とお茶をいただくことができます。お茶はおかわり自由。
洋菓子を食べることを考えると、リーズナブルだし、体にもやさしい感じがします。
しかも隣の工房でつくりたてのものがいただけます。

京都もそうですが、こちらも建築家内藤廣先生の設計です。
機会がある時にその理由を確認してみたいと思います。

日々心動かされたことを記していきます
八ヶ岳からスタートし、
山梨市・都留市とエコハウスを見学した後、そのまま東京に戻るのもと思い、御殿場へ。
建築家吉田五十八氏が手がけた東山旧岸邸にも立ち寄りました。
整備された駐車場から建物に向かう途中の様子。
銅雨といが使われていますね。有り難いことです。
第56・57代首相を務めた岸信介氏が座っていたソファー。
この隣に置いてある椅子に座ることができます。
こんな景色が目の前に広がっています。以前は富士山も見えたとか。
訪問した6/4は新総理が誕生した日。
苦労の多い立場だと思いますが、将来をしっかり見据えて、リーダーシップをとって頂きたいと思います。
訪れるお客様も多かったことでしょう。
ここで日本の将来について様々な会話があったことと思います。
この手前のテーブルで食事をされていたそうです。
平日ということもあって、係の方に丁寧に説明していただきました。
庭から見たとこと。当時、樹木はここまで育っていなかったようです。
人の少ない平日にゆっくり訪問されることをおすすめします。
帰りにとらや工房でお茶もできますし。
循環する家の続きです。
1階から南側を見た景色。ずっと座っていたくなるような雰囲気です。
土間に置かれた薪ストーブ。暖房はこれ1台でまかなっています。
地元の方の制作したものとか。ボルトがたくさん使われ堅牢なイメージです。
分解して運ぶことができる構造になっているそうです。
IH調理器。
普段IHを薦めることはないそうですが、循環する家というテーマで太陽光パネルとセットで導入。
ドイツ製のもので、日本製よりも電磁波が少ないそうです。
タッチパネルがどこにもありませんが、この丸いものを動かしたり回したりすることでIHをコントロールします。
つまりこれを外してしまうと、一切稼働しないとのこと。
子どもが誤って操作しないような配慮がされています。
写真にはありませんが、ペレットを使った給湯器も採用されています。
これも輸入品だそうです。
二階からスパイラルガーデンを見下ろしたところ。
腰がかけられる程度の高さまで窓の位置を下げています。
自然の恵みをいただき、生活する。
太陽光・雨・薪・ペレット・庭で取れる野菜や果実etc
排出するものを自然に返す。
ミミズコンポスト・バイオジオフィルター・ビオトープetc
水・食べ物・エネルギーが循環する家です。
*循環する家のHPより使わせていただきました
こんな住まいやこんな住まい方をする住まい手が増えれば
地球温暖化をはじめとする様々な環境問題は自然と解決していくことでしょう。
このあと、山梨県内のエコハウスを2棟見学したのですが、
正直、その差を感じてしまいました。



八ヶ岳の麓にある循環する家に行ってきました。
とても気持ちの良い場所に建っています。
設計は建築家の日影良孝さん。この薪小屋も設計されたそうです。
「一番坪単価がかかっているんじゃないかなあ」アトリエデフの大井社長が笑いながら一言。
外回り関係は、土のデザイナーとして著名な四井真治さん。
これはスパイラルガーデンといって、小さな山をつくることで、土中の水分の多い少ない、日当たりの良し悪しに変化をもたせ、多様な植物を育成する手法だそうです。
5月にオープンを記念にメダカを放流。その時の衝撃的な出来事はこちらをご覧下さい。
子どもたちにとっても貴重な体験となったことでしょう。
四井さんがデザインしたミミズコンポスト。
ミミズの食べ物は上に、肥えた土は下にという環境を作り、下から土を取り出しやすくしているそうです。
もちろん雨も溜めています。
約1tの雨水タンクが太陽光パネルによる発電でポンプアップされ、散水などに使われています。
ちょっと飲んでみましたが、匂いもなく、とても綺麗な水でした。
(真似をするときは、あくまで自己責任で!!)
外回りをこれだけ時間をかけてみた住まいは初めてです。
続編では少しだけ室内の様子もご覧いただきます。
日曜日にもう1棟お邪魔した現場。
下北沢の繁華街から徒歩3分くらいの住宅街です。
1Fは駐車スペースと賃貸。
2~3Fが住まいになっています。
雨といが採用されているかどうかわからなかったのですが・・・良かったです。
玄関を入った正面の壁。土壁を磨いて仕上げています。
いわれるまで気づきませんでした。
よく子どもが挑戦している土だんごが完成した時の輝き感が感じられます。
建築家の萩野さん。私と同じ年。
お父様は区内でも有名な企業の社長さん。いつも粋な挨拶で、場を和ませてくれています。
会社は次男の方が継がれるようです。
能登の自邸にも一度行ってみたいですね。
設計:萩野アトリエ
ムク材をメインに家具を制作しているラボラトリー株式会社の新工房の披露会に参加してきました。
小手指駅から自転車で10分程度。狭山湖の近くです。
都心にもこんなロケーションの場所があるんですね。
近くから見た外観。
1階が工房。2階が住まいです。
ガルバリウム雨といを採用いただきました。
2日間の見学会に約200名ほどの来場がある予定だそうです。
29日には建築家の横内敏人さんがお越しになり、講演もされたそうです。
ぶどう畑が2階から綺麗に見えます。
田中さんの話では、2ヶ月前まではほとんど葉がなかったとのこと。
やはり緑のカーテンにぶどうは向いているようです。
2階にはいろいろな家具が置かれています。
最近は工務店からの以来でオリジナルの家具を作ることもあるとか。
田中さんの子どもも愛用している椅子。大人が座っても構造的には全く問題ないそうです。
欲しくなりました(笑)。
自宅から28km位。約90分の移動時間でした。
建築家、西方里見さんの紹介もあり、
今年度から推進会員となった
新住協(NPO法人新木造住宅技術研究協議会)の総会に参加した。
会員数600名超、毎年60名入会し、40名退会する新陳代謝の良い会である。
熱気あふれる、勉強熱心な集まりだった。
灯油の使用量を減らし、なおかつ全室暖房を標準とする充填+付加断熱工法。
見学した建物では以前の1/3程度の灯油使用量になっているとのこと。
最近ではパッシブハウスジャパンの森みわさんとも交流があり、
ドイツの考え方や気候と日本のそれについて意見交換もしているようだ。
建材メーカーに対しても成長しないところは置いていかれるといった雰囲気がある。
代表理事の鎌田教授。
10年以上前になるがある会の独ECOツアーで一度ご一緒したことがあり、
その後2回ほど大学の研究室を訪ねたことがある。
北海道で雨といは必要だという数少ない方。
雨といだけでなく、雨水利用や換気棟などにも関心をもっている。
住まい手に数値化したデータや実績で納得感のある商品の提供がもとめられるようだ。
以前他の会でお会いしたことのある建築家・工務店の方もちらほら。
私のブログの読者もあり、ちょっと嬉しい気持ちに。
商品も幾つか展示したが、
オール金属製の雨といや換気棟にも関心をもっていただいたようだ。
住まい手に対してより良いものを提供し続ける。
そんな意志を感じた2日間だった。