理化学研究所 板橋分所

理化学研究所の板橋分所に行ってきました。

こちらは明治40年に建てられた建物。軍需産業施設でした。
戦後、あの湯川秀樹さんもこちらで研究されていたそうです。
当時の写真なども見せていただきました。
ここで研究が続けられているのは、ELID研削
簡単に言うと、磨きの技術です。
綺麗に磨けると何ができるのか?
一般的には、鏡面仕上げなど美しさという価値を提供するという印象がありますが・・・
たとえばこの針のようなもの。(先端にありますが見えるでしょうか?)
きれいに磨けていない、つまり目には見えないような傷があるだけで、
そこから折れてしまう。
つまりより壊れにくいものを細い、薄い材料で作ることができるということです。
他にも集光の効率が上がるなど、NASAなど宇宙開発関連でも、役に立つ技術だそうです。
今年はこの技術を使って(というかこの板橋分所で製造した)レンズが大気圏に打ち上げられる予定とか。

主任研究員の大森 整 先生にお会いしました。(この写真とは10年以上前のもののようです)

90分近くお時間をいただき、ご案内いただきました。
驚いたことに、自宅が私の自邸から歩いて1分くらいのところ。
何か縁がありそうです。

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