建築の大転換

建築の大転換
著者 伊東豊雄さん  中沢新一さん

付箋の量でわかるように印象に残った言葉が多かった。

富とは太陽と大地によって起こる増幅作用から得られるもの
自然の祝福を受ける建築
自然と建築の境界を曖昧にする
神様なしに建築した20世紀
復興計画に建築家が呼ばれない

生まれ育った家は瓦棒葺きの平屋の木造住宅。
雨が降るとその音が室内に響く住まいだった。
だから洗濯物を外に干していても雨に気付くし、
「雨が降ってきたよ」と隣近所から声がかかるような地域社会だった。

社会人になり、マンションに住むようになると、気づくと洗濯物がビショビショ。
もちろん隣の人が声をかけてくれることもない。

面倒な事が少なくなった分、様々なつながり・かかわりも薄らいだ。

雨が降ることで、
豊かさが感じられるような住まいづくりが求められているのかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です