木の学校づくりシンポジウム

WASS主催の木の学校づくりシンポジウムに参加してきました。

何名かの方は、木造校舎の学校に通い、雑巾がけをしたり、
薪ストーブを使っていた経験を語りました。
学校生活と森が当たり前のようにつながっています。

私はちょうど新築したばかりのコンクリート校舎の小学校に入学。
地元の電車が木の床だったことは覚えていますが、雑巾がけや薪を運んだ経験はありません。

また40年程度、木と学校のつながりが断ち切れてしまった関係を
新たに構築することが、決して簡単な道のりではないことも判りました。
安易に進めていくのではなく、着実に、日本の社会に根付くものにすることが大切です。

地球を掘り起こすことなく手に入れることができる資源。
時間はかかりますが、人が育てること、再生可能な資源。
無資源国家と言われる日本に唯一といってもいい資源。

公共建築物木材利用促進法が制定され
今後、住宅以外でも木造化は進んでいきます。
その中でも、学校という教育の場を木の学校にしていくこと、
次世代を支える子供たちを育んでいくことを重点課題として取り組むべきだと感じました。

シンポジウムの最後にWASSメッセージが宣言されました

三つの志
 ①「地域材」による木の学校づくりをしようとするところを応援する志
 ②山の木を活用し、再び木を植え・育てる林業の循環を応援する志
 ③森と学校、山とまちをつなぐ物語づくりを応援する志

三つの実践
 ①WASSモデルの「木の学校づくり」を、これまでの調査・研究で集めた
  「知恵」と「各地のキーマン」をつないで実現します
 ②このWSSモデルに対して、全国の山の人々、製材・乾燥・加工・家具などの川中の人々、
 そして、設計・施工の人々からご意見を寄せていただき、モデルを完成させます。
 ③全国の首長、教育委員会、自治体行政者にWASS推薦の山と木の地域ネットワーク
 グループを紹介し、木の学校づくりによる山とまちの連携につなげる糸口をつくります。

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