東山旧岸邸

八ヶ岳からスタートし、
山梨市・都留市とエコハウスを見学した後、そのまま東京に戻るのもと思い、御殿場へ。
建築家吉田五十八氏が手がけた東山旧岸邸にも立ち寄りました。整備された駐車場から建物に向かう途中の様子。銅雨といが使われていますね。有り難いことです。第56・57代首相を務めた岸信介氏が座っていたソファー。
この隣に置いてある椅子に座ることができます。こんな景色が目の前に広がっています。以前は富士山も見えたとか。
訪問した6/4は新総理が誕生した日。
苦労の多い立場だと思いますが、将来をしっかり見据えて、リーダーシップをとって頂きたいと思います。訪れるお客様も多かったことでしょう。
ここで日本の将来について様々な会話があったことと思います。
この手前のテーブルで食事をされていたそうです。
平日ということもあって、係の方に丁寧に説明していただきました。庭から見たとこと。当時、樹木はここまで育っていなかったようです。

人の少ない平日にゆっくり訪問されることをおすすめします。
帰りにとらや工房でお茶もできますし。

雨水で書道

以前にも一度紹介しましたが、
エコミックスクラブのイベントでお話をすることになりました。

詳細は こちら

吉田さんの書をみていると、書をいかに楽しむかがポイントだと思います。
しかも、「雨」で墨を磨るというのが良いですね。
以前、「雨」墨を磨った際、柔らかい感じがするとおっしゃっていました。
ちなみに吉田さんの場合、水道水で墨を磨ることなないそうです。

私も少しだけ雨水の話をします。

まだ若干席もあるようです。お時間のある方はぜひお越しください。
 こちら より

エコハウス都留市

つづいてエコハウス都留へ

こちらには雨といが採用されていました。
室内のホワイトボードにエコハウスの特徴が示されています。雨水タンクも採用されていました。反対側には樽製の雨水タンクもついています。都留市の売りは水力発電。
エコハウスに隣接している市役所の脇に設置されています。溶岩サイディング。蔦などの緑化が可能な壁のようです。

2つのエコハウスをみて感じることは
低炭素社会実現に向けた様々な取り組み(エコ機能のオンパレード)は感じられるのですが、
21世紀の住まいのあるべき姿といったような、
一本筋の通ったものが今ひとつ見えないように感じました。

機会があれば他の18の建物も見学してみたいと思います。

エコハウス山梨

環境省エコハウスモデル事業の建物を見学しました。

エコハウス山梨 全国20カ所にあるモデル事業のうち、山梨県内には2棟あります。
残念ながらガルバ雨といは採用されていませんでした。樽を再利用した雨水タンク。レインフロー。初めて現物を見ました。リビングダイニング2階
このパイプで上部の暖かな空気を集め、1階床下まで導きます。

それぞれ様々な工夫が見られるのですが、
全体としてのまとまりが今ひとつといった感じでしょうか。

レシピコンテスト


500Kcalまんぷく定食レシピコンテストの会場にちらっと行ってきました

例の本も50万部以上、出版されているようです

もしドラ並みですね

写真

プロを目指す?写真家の作品を頂きました。写真を撮影するのはなかなか難しい。こんな感じで飾っています。

循環する家 その2

循環する家の続きです。

1階から南側を見た景色。ずっと座っていたくなるような雰囲気です。

西側の畳の部屋からの景色。

土間に置かれた薪ストーブ。暖房はこれ1台でまかなっています。
地元の方の制作したものとか。ボルトがたくさん使われ堅牢なイメージです。
分解して運ぶことができる構造になっているそうです。

IH調理器。
普段IHを薦めることはないそうですが、循環する家というテーマで太陽光パネルとセットで導入。
ドイツ製のもので、日本製よりも電磁波が少ないそうです。
タッチパネルがどこにもありませんが、この丸いものを動かしたり回したりすることでIHをコントロールします。
つまりこれを外してしまうと、一切稼働しないとのこと。
子どもが誤って操作しないような配慮がされています。

写真にはありませんが、ペレットを使った給湯器も採用されています。
これも輸入品だそうです。

二階からスパイラルガーデンを見下ろしたところ。
腰がかけられる程度の高さまで窓の位置を下げています。

自然の恵みをいただき、生活する。
 太陽光・雨・薪・ペレット・庭で取れる野菜や果実etc
排出するものを自然に返す。
 ミミズコンポスト・バイオジオフィルター・ビオトープetc

水・食べ物・エネルギーが循環する家です。
循環する家のHPより使わせていただきました

こんな住まいやこんな住まい方をする住まい手が増えれば
地球温暖化をはじめとする様々な環境問題は自然と解決していくことでしょう。

このあと、山梨県内のエコハウスを2棟見学したのですが、
正直、その差を感じてしまいました。

循環する家

八ヶ岳の麓にある循環する家に行ってきました。
とても気持ちの良い場所に建っています。

設計は建築家の日影良孝さん。この薪小屋も設計されたそうです。
「一番坪単価がかかっているんじゃないかなあ」アトリエデフの大井社長が笑いながら一言。

外回り関係は、土のデザイナーとして著名な四井真治さん
これはスパイラルガーデンといって、小さな山をつくることで、土中の水分の多い少ない、日当たりの良し悪しに変化をもたせ、多様な植物を育成する手法だそうです。

5月にオープンを記念にメダカを放流。その時の衝撃的な出来事はこちらをご覧下さい。
子どもたちにとっても貴重な体験となったことでしょう。

四井さんがデザインしたミミズコンポスト。
ミミズの食べ物は上に、肥えた土は下にという環境を作り、下から土を取り出しやすくしているそうです。

もちろん雨も溜めています。
約1tの雨水タンクが太陽光パネルによる発電でポンプアップされ、散水などに使われています。
ちょっと飲んでみましたが、匂いもなく、とても綺麗な水でした。
(真似をするときは、あくまで自己責任で!!)

外回りをこれだけ時間をかけてみた住まいは初めてです。
続編では少しだけ室内の様子もご覧いただきます。

日本水フォーラム

昨日は久しぶりに日本水フォーラムの浅井さんにお会いしました。

夏の風物詩ともいえる 「打ち水大作戦」(毎年、大暑~処暑の期間に実施)
少額ですが支援を続けてきていますが、
今年もその協賛のお願いにお越しになりました。

スタートしたばかりの時、
半蔵門にあった事務局のそばの焼き鳥屋で飲んだのは6~7年前のことでしょうか。

打ち水があれば、世界中どこにでも出向くということで、
フランス・スペイン・韓国など海外でも活躍されています。

「打ち水大作戦」を評価している点は、「水道水はご法度」と明言しているところ。
お風呂の残り湯や雨水を溜めて使う方が多いようです。
水道水以外の水ってなかなか手に入れにくいものだということも感じられるのではないでしょうか。
雨のみちを考える良い機会になっていると思います。

今年の「打ち水大作戦」の担当者を連れてお越しになりました。
バングラデシュに1年ほど住み、地下水のヒ素の問題を解決するために
NGOで仕事をされていたとのこと。

ヒ素は、10~20年後に問題が出てくるケースが多く、市民になかなか浸透しない。
雨水利用も行われるようになってきたが、
雨季と乾季の差があるので、地下水に頼らざるをえない。

帰国されて、日本でも水に関する仕事をと考え、日本水フォーラムで働くようになったとのこと。

水の問題、本当に奥が深いですね。

日本人は、雨や水の有り難さをもっと生活の中で実感する機会が必要だと感じました。

その場の勢いで、日本水フォーラムの個人会員になりました。
「会費は?」と浅井さんに言ったら
「私が責任をもって」と言われ、その場で現金をお支払いしました(笑)。
こうした積極的な姿勢が、「打ち水大作戦」の継続的な活動につながっているようです。