循環する家

八ヶ岳の麓にある循環する家に行ってきました。
とても気持ちの良い場所に建っています。

設計は建築家の日影良孝さん。この薪小屋も設計されたそうです。
「一番坪単価がかかっているんじゃないかなあ」アトリエデフの大井社長が笑いながら一言。

外回り関係は、土のデザイナーとして著名な四井真治さん
これはスパイラルガーデンといって、小さな山をつくることで、土中の水分の多い少ない、日当たりの良し悪しに変化をもたせ、多様な植物を育成する手法だそうです。

5月にオープンを記念にメダカを放流。その時の衝撃的な出来事はこちらをご覧下さい。
子どもたちにとっても貴重な体験となったことでしょう。

四井さんがデザインしたミミズコンポスト。
ミミズの食べ物は上に、肥えた土は下にという環境を作り、下から土を取り出しやすくしているそうです。

もちろん雨も溜めています。
約1tの雨水タンクが太陽光パネルによる発電でポンプアップされ、散水などに使われています。
ちょっと飲んでみましたが、匂いもなく、とても綺麗な水でした。
(真似をするときは、あくまで自己責任で!!)

外回りをこれだけ時間をかけてみた住まいは初めてです。
続編では少しだけ室内の様子もご覧いただきます。

代沢の家

日曜日にもう1棟お邪魔した現場。
下北沢の繁華街から徒歩3分くらいの住宅街です。1Fは駐車スペースと賃貸。
2~3Fが住まいになっています。
雨といが採用されているかどうかわからなかったのですが・・・良かったです。
玄関を入った正面の壁。土壁を磨いて仕上げています。
いわれるまで気づきませんでした。
よく子どもが挑戦している土だんごが完成した時の輝き感が感じられます。

建築家の萩野さん。私と同じ年。
お父様は区内でも有名な企業の社長さん。いつも粋な挨拶で、場を和ませてくれています。
会社は次男の方が継がれるようです。
能登の自邸にも一度行ってみたいですね。

設計:萩野アトリエ

ラボラトリーの新工房

ムク材をメインに家具を制作しているラボラトリー株式会社の新工房の披露会に参加してきました。
小手指駅から自転車で10分程度。狭山湖の近くです。
都心にもこんなロケーションの場所があるんですね。
近くから見た外観。
1階が工房。2階が住まいです。
ガルバリウム雨といを採用いただきました。
2日間の見学会に約200名ほどの来場がある予定だそうです。
29日には建築家の横内敏人さんがお越しになり、講演もされたそうです。
ぶどう畑が2階から綺麗に見えます。
田中さんの話では、2ヶ月前まではほとんど葉がなかったとのこと。
やはり緑のカーテンにぶどうは向いているようです。
2階にはいろいろな家具が置かれています。
最近は工務店からの以来でオリジナルの家具を作ることもあるとか。
田中さんの子どもも愛用している椅子。大人が座っても構造的には全く問題ないそうです。
欲しくなりました(笑)。

自宅から28km位。約90分の移動時間でした。

意匠設計:アトリエ創屋
施工:吉川の鯰

新住協の総会

建築家、西方里見さんの紹介もあり、
今年度から推進会員となった
新住協(NPO法人新木造住宅技術研究協議会)の総会に参加した。
会員数600名超、毎年60名入会し、40名退会する新陳代謝の良い会である。

熱気あふれる、勉強熱心な集まりだった。
灯油の使用量を減らし、なおかつ全室暖房を標準とする充填+付加断熱工法。
見学した建物では以前の1/3程度の灯油使用量になっているとのこと。
最近ではパッシブハウスジャパン森みわさんとも交流があり、
ドイツの考え方や気候と日本のそれについて意見交換もしているようだ。

建材メーカーに対しても成長しないところは置いていかれるといった雰囲気がある。

代表理事の鎌田教授
10年以上前になるがある会の独ECOツアーで一度ご一緒したことがあり、
その後2回ほど大学の研究室を訪ねたことがある。

北海道で雨といは必要だという数少ない方。
雨といだけでなく、雨水利用や換気棟などにも関心をもっている。
住まい手に数値化したデータや実績で納得感のある商品の提供がもとめられるようだ。

以前他の会でお会いしたことのある建築家・工務店の方もちらほら。
私のブログの読者もあり、ちょっと嬉しい気持ちに。

商品も幾つか展示したが、
オール金属製の雨といや換気棟にも関心をもっていただいたようだ。

住まい手に対してより良いものを提供し続ける。
そんな意志を感じた2日間だった。

中村好文、普通の住宅、普通の別荘

展示会、行ってきました。
も購入。サイン入りでした。
読んで気になったところに付箋を入れたあと、写真を撮っていないことに気づきました。

展示会は明日というか、今日26日の17時まで。
この本で紹介されている建物の図面を見ることができます。

銅雨といが使われている建物もありました。

普通の住宅って、どんなものなのか。
知る機会があまりないですね。
考える機会もなかなかありません。

IDEE

IDEEの方から新しいデザインの家具展示が行われている情報をいただき、
自由が丘店に行ってきました。面白い形です。おしゃれなオフィスの待合室などに良いかも。
なめしていない皮を使ったソファー。味わいのある色でした。
価格的にもこなれた感じです。
こちらは最近の売れ筋商品。
一番左のソファー。小さくてカワイイ感じ。
私がなんとか座れるほどの大きさです。新カタログもいただいてきました。

オットマンをお願いしようかと考えています。

金沢の町家


金沢21世紀美術館で購入した
アトリエ・ワンと歩く
金沢、町家、新陳代謝このマップをもとに歩いてみました。

まずは美術館→兼六園を抜けて、
扇町、横山町、材木町、橋場町(マップC)
一部、こんな街並みも残っています。


広見と呼ばれる変形した交差点のような場所。
歩いているといくつかこうした場に出会えます。
コミュニケーションの場でもあったようです。


マップに出ていた中華屋で昼食。
野菜炒め定食を食べました。なかなか美味しかったです。


その先にあったパンやさん。
昼食後でしたが、パンとクッキーを購入。
なかなか美味しかったです。


尾張町近辺にあった建物。
マップによると「スカイ町家」と名付けられています。
*他にもいくつか「△◇町家」と名付けられた建物があります。
どのような建物かを確認しながら歩くのも面白いです。

つづいて、観光地として管理された町家にも行ってきました。
まずは主計町茶屋街

ドラマに出てきそうな雰囲気です。


川の反対側から見るとこんな感じです。

一番観光地となっていると思われる東茶屋町。
観光バスで訪れていた韓国の方たちもありました。


観光客が多いこともあり、お店になっているところが多くありました。
ちょっと洒落た感じのお店もちらほら。

こうした観光地と位置づけられた町家には、
比較的、銅雨といが採用されているケースが多いようです。
なんだか、フクザツな心境になりました。

金沢21世紀美術館の作品

美術館の中にも入りました。
もちろん、展示物は一切撮影ができません。

そんな中で唯一撮影できる作品がこちら。
作品名:スイミング・プール
作家:レアンドロ・エルリッヒさん
1973年ブエノスアイレス生まれ

プールの中にいるところを上から見てもらうのも面白そうです。


作品:カラー・アクティヴィティ・ハウス
作家:オラファー・エリアソンさん 1967年コペンハーゲン生まれ

会館5周年を記念して設けられた作品。
シアン・マゼンタ・イエローの三原色をつかっています。

長い間、この空間で遊んでいた親子の様子が印象的でした。


作品:雲を測る男
作家:ヤン・ファーブルさん
1958年アントワープ(ベルギー)生まれ

あの人、何をしているんだろう。
近くでみることができないこの作品は、
子どもたちにそんな発想を与えてくれそうです。
美術館のHPによると、もっと深い思いがある作品でした。
*この写真では今ひとつ分かりにくいですね

なお現在、金沢21世紀美術館では、この雲を測る男の作者の展示会を開催中。
「Alternative Humanities 〜 新たなる精神のかたち:ヤン・ファーブル × 舟越 桂」
8月31日までです。ドキッとする感じの作品が多く見られました。