村瀬誠さんTV出演

4/24のブログにアップした著書「ムラセ係長」の
村瀬さんが本日教育TVに出演されます。
ぜひご覧下さい。

04月26日(火) 午後 10:50~11:00
デジタル教育テレビ 視点・論点
「雨水利用と環境」
墨田区役所環境保全課総括主査…村瀬誠さん

ご覧戴きましたか?

東京都の水の使用量20億トン<降る雨の量25億トン
ではどこの雨を水道水として使っているのか?
それは主に北関東の水源地(ダム)に降る雨を使っている。

雨水は排水する→雨水を溜めることを都市計画に入れるべき

雨の利用方法
 水としての利用だけでなく、都市型洪水や非常時の水確保など安全面にも使える

雨水東京国際会議開催
 8/1~8/7に墨田区役所及び雨水資料館で開催
 弊社も協賛・協力しています
 8月第1週は墨田区でお会いしましょう

雨のみちに関する著書の紹介

この出張中に読んだ2冊の本を紹介します。
「雨仕舞の仕組み」石川廣三箸
「建物の外装にとって、雨水は最も敬遠したい相手といえそうですが、一方、自然界全体を見渡せば雨ほど大切なものはありません。」
「人間が雨露をしのぐと称して勝手に建物を造るわけですから、雨にとってみれば屋根や壁は邪魔者以外の何者でもありません。」
雨仕舞を雨水の運動科学と捉え、長い年月育まれてきた雨仕舞の知恵をひもといたものです。雨と建物が上手くつきあっていくための様々な方法が記されています。

ムラセ係長,雨水で世直し!秋山眞芸実箸
「水問題の本質は、水循環を無視した都市のあり方そのもの。今必要なのは、水問題を総合的に捉える水思想であり、水循環という視点で都市を捉え直すこと。目玉となるのが雨水利用」
志あるところに人が集まり、地域を変えていく。そんな村瀬さんとその仲間の活躍振りを書いた本。私は97年の沖縄雨水大会以来のお付き合いだが、その行動力及びまとめ上げる力はすばらしいものがある。ちなみに今年は雨水東京国際会議が8月に墨田区で開催される。これまでの様々な活動の集大成となるはずだ。

リビングから見える雨のみち

昨日みた新築現場の写真です。2Fリビングに設けられた中庭にはくさり樋で雨のみちがで残されています。住まい手はここに睡蓮鉢をおく予定とのこと。雨の日は、睡蓮鉢から静かにあふれる雨の動きをみることが出来るそうです。折しも昨日も雨。雨が止んで、雲の割れ間から指す日差しの中で、屋根に残った雨がくさり樋を伝わってゆっくり流れてくる。そんな時間を楽しむことが出来そうです。こうして考えるとくさり樋にもまだまだ役割がありそうです。雨の流れを魅せる、音を奏でる。担当された建築家の方からいろいろ提案を頂きました。雨仕舞いと建物の汚れ具合を細部にわたって意識した住宅でした。

雨の絵本

少しずつですが「雨」に関する絵本づくりに取り組んでいます。「雨」が降るところから空に戻るところまでを「雨」の気持ちになって考えられるような内容です。昨晩、第1案をある集まりでお披露目しました。1人の女性の方が朗読をしてくれました。私を含め他4名で聴きました。とても良いイメージが出来たと思います。段々と楽しみになってきました。

山口家住宅

鉄腕DUSHという番組で放映された「山口家住宅」を4/3にみてきました。1週間以上経過しましたがUPします。3番目の模型写真にあるように住まいの中央に雨が集まり、室内にある超大型樋が雨を受け、外の樽に溜
まるような構造になっています。まさに「雨を生活用水として活かす」ためにつくられた建物です。この地域ではこのような民家が幾つか残っているとのこと。雨のみちがデザインされた住まいですね。

博多の夜

4/1の「地産地奨」を書いて頂いた会社たちと食事をしました。入社2日目のhiromiさんも参加。社長を筆頭に気持ちの良い方ばかりの会社です。ちょうどライターのakikoさんも参加され、「雨のみち」についてもいろいろ語り合うことが出来ました。以前より温めている「雨のみち」絵本の話も具体化になってきました。また機会があれば紹介したいと思います。

ガウディの舌


昨年5月にバルセロナに建築関係者25名で行ってきました。
メインはガウディ建築。
もっともガウディに近づいた建築家といわれる
田中裕也先生に1.5日間案内して頂きました。
ガウディも「雨のみちをデザインしていた」という
喜びを感じてきた視察でした。
そんなことを思い出させたのが、銀座に出来た「ガウディの舌」という店です。J-waveで紹介されていました。
ちょっとグエル公園を思い出させる内装です。
25名のメンバーと行って思い出話に浸りたいですね。

打ち水大作戦

打ち水大作戦の総元締めで頑張っている浅井さんに会ってきました。元地方公務員でしたが夢を追い上京。ひょんなきっかけから打ち水大作戦にはまり、現在は事務局NPO日本水フォーラムで頑張っていらっしゃいます。水道水は御法度。打ち水に使う水は水道水ではなく、水の二次利用をと呼びかけています。当然、雨水の出番がそこにあります。「雨のみちをデザインする」についてもご理解をいただき、05年度は様々な面で協力しながら進めていきたいとおもいます。今年は万博もあり、名古屋の瀬戸会場でも打ち水が実施されるとのこと。運動も03年は1日、04年は1週間、そして今年は夏休み中と大きく広がりをみせています。多くの方が参加し、「雨」を貴重な資源として捉えてもらえると嬉しいですね。ちなみに私の「雨の絵本」構想を話したところ、共感していただき、作曲経験もある浅井さんは「雨の童謡」をつくろうという話で盛り上がりました。雨の日に初めてで会い、同じ辰年(一回り違いますが・・・)。辰→龍といえば、龍神=雨乞いのシンボル。運命の出会いを感じた一日でした。

伊礼先生の事務所を訪問

先日、「雨のみち」ハガキをブログにUPしていただいた伊礼先生の事務所を訪問しました。お忙しい中、住まいに対する考え方や雨のみちについてもいろいろアドバイスを頂くことが出来ました。また、一度弊社にお招きしてお話をしていただく約束も取れました。特に工務店やメーカーと組んで良い商品を手に入りやすい価格で提供する活動を続けられている話は興味深いものがありました。女性のスタッフ4名(梅田さん・松長さん・島さん・森泉さん)も建築に対する思いをもって活動されている方ばかりで、うらやましい限りです。とにかく、良い出会いでした。(ちょっと飲み過ぎたかな?)

鉄腕DUSH!

昨日の鉄腕DUSHで取り上げられた住まいは、佐賀県川副町の山口家住宅が取り上げられたそうです。
この民家は漏斗づくりと呼ばれる建築で、屋根の真ん中が四角く落ち込んでいて、そこに降った雨が樋を伝わって大きな器に集められ、農業用水などに使われるそうです。
 http://www.saganet.ne.jp/kawasoe/kawa/yamaguti.html

屋根自体で雨のみちをデザインしている例ですね。
農耕民族である日本では、こうした自然とのかかわりを大切にしてきたことがよく判ります。

なお昨日、九州で大きな地震がありました。
福岡・佐賀エリアの皆さん、震災のお見舞い申し上げます。