人生が変わる住まいと健康のリノベーション

立教セカンドステージ大学10周年記念連続フォーラム1として開催された
人生を変える住まいと健康のリノベーション

~人生100年時代における幸福戦略~
に参加してきました

基調講演は立教セカンドステージ大学の非常勤講師でもある
経堂の杜を見学させていただいたのはもう何年前でしょうか?
温度差を感じない住まいが如何に心と体の健康のために如何に大切をお話されました

その後のパネルディスカッション
そうそうたるメンバーです

立教セカンドステージ大学講師の北山晴一さん
近代の消費社会発展のエネルギーは衣食住の外部化・消費財化と
示され、主体的な家づくりとしてのリノベーションの可能性をお話されました

東京都市大学教授の宿谷昌則さん
だいぶ前ですが弊社でも講演をしていただいたり、
屋根散水による冷却の可能性について実験をしたこともあります

宿谷さんはご自身のしくじり談から(リノベに15年費やしてしまった)
神経の端末と脳ミソは同じくらいの重さがあること

  北欧の生活体験でリノベに積極的になった奥様の事例から、
  頭の中だけで考えていては駄目 感じることの大切さを語りました

今回はパネリストのお一人として参加された新建新聞社の三浦祐成さん

 日本の住宅産業のしくじりを
・つくりすぎたこと
・家が寒くて暑いこと と語り
住まいに関与しない住まい手を数多く作ってしまったことを
上げました

マンションリノベの達人 小谷和也さん
マンションの無垢材リノベに取り組む中、結露とカビの対策を
考える中で断熱気密の重要性に着目し、今日に至っていること
にもかかわらずマンション最上階の自邸の天井断熱の費用を
ちょっと抑えすぎて今でも夏は暑いというお話をされたり
実際に引き渡したあとの住まい手の生活の質の変化について
具体的にお話をされました

温度差のない住まいになると

・外出する機会も増える
・人が集うようになる
すると、自然と外に出る機会も増える
(住まいが暖かい、友人が増えお誘いも増える)
こうしたつながりが地域でできるからこそ
サードステージ(支援が必要な段階)になっても豊かな人生へとなっていく

実は今回、私達の母校での開催ということもあり、夫婦で参加したん
ですが、良い機会になったのではないかと思っています

会場にお越しになっていた約80名程度のうち、建築関係の方は意外と
少なく、ほとんどの方がセカンドステージ世代だったり
立教セカンドステージ大学に通われていた方が多かったようです

そのために断熱気密のリノベーションへの関心度も高く
多くの方から質問が寄せられました

住まいづくりを自分ごととして取り組むことの大切さ
衣食住のなかで、まだまだ豊かとはいえない住宅について
多くの方が真摯に考え、家づくりに取り組んでくれることを願います