雨のみちに関する著書の紹介

この出張中に読んだ2冊の本を紹介します。
「雨仕舞の仕組み」石川廣三箸
「建物の外装にとって、雨水は最も敬遠したい相手といえそうですが、一方、自然界全体を見渡せば雨ほど大切なものはありません。」
「人間が雨露をしのぐと称して勝手に建物を造るわけですから、雨にとってみれば屋根や壁は邪魔者以外の何者でもありません。」
雨仕舞を雨水の運動科学と捉え、長い年月育まれてきた雨仕舞の知恵をひもといたものです。雨と建物が上手くつきあっていくための様々な方法が記されています。

ムラセ係長,雨水で世直し!秋山眞芸実箸
「水問題の本質は、水循環を無視した都市のあり方そのもの。今必要なのは、水問題を総合的に捉える水思想であり、水循環という視点で都市を捉え直すこと。目玉となるのが雨水利用」
志あるところに人が集まり、地域を変えていく。そんな村瀬さんとその仲間の活躍振りを書いた本。私は97年の沖縄雨水大会以来のお付き合いだが、その行動力及びまとめ上げる力はすばらしいものがある。ちなみに今年は雨水東京国際会議が8月に墨田区で開催される。これまでの様々な活動の集大成となるはずだ。

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