雨といは屋根並みから決まります

つづいて 建築家から見た雨とい

三澤文子さん
「木の家こそ日本人に受け継がれたDNA」
「雨といは屋根並みから決まります」   印象に残った言葉です

確かに日本の住まいは木が中心。
見た目も良いし、香りや触り心地も良いのが木の特徴です。
雨といも「樋」と書くように昔は竹や木が使われていました。

見城さんのコメント にもありましたが、(雨といと眉毛の話)
雨といは建物に対して横や縦の重要なラインを入れる作業。
特に屋根との関係はとても大切です。

屋根の勾配・軒の出・使われている素材など様々な要素に影響を受けます。
入母屋住宅に銅雨といが数多く使われてきました。
また最近では半製品ともいわれている半丸ガルバ樋も
さりげない存在感として採用されているようです。

建物と一体になったときにどのように見えるか?
街並みとして見たときにどのように感じられるか?

屋根並みから考えた雨の路
雨のみちをデザインする この言葉にはそんな「雨の路」も含んでいます。

雨も天気です

先日、ブログにUPしたWEB記念誌

建築家から見た雨とい がUPされました。

中村好文さん
 改めて建築家の方が雨や雨といについて常に考えていただいているかがよくわかる内容です。
 普通でちょうど良いという意味の「エンケル」(全く知らない言葉でした)
 エンケル・スピリットが裏打ちされた居心地の良い住まい。
 こうした住まいこそ愛着が持てるのではないでしょうか。

 ガーゴイルは私もヨーロッパで何度か見ました。
 雨が降っているとき、ガーゴイルから流れ落ちる雨。思わず立ち止まって見てしまいました。

 「雨も天気です」今回の記事の中で一番印象に残る言葉。
 文章に出てくるドイツ製の集水器 おそらくWISY社のものでしょう。
 一度本社まで伺って、日本の口径に合わせた商品がつくれないか依頼したことがあります。

 雨はどちらかというと嫌われもの。
 これが生活とつながってくると見方が180度変わってきます。
 「自分でやってみてはっきり分かりました」
 雨水利用をされている方はみなさんそうおっしゃいます。
 つい先日も亜熱帯のような集中豪雨がありましたが、
 自宅に帰ってみると空っぽだった1tの雨水タンクに半分ほど雨が貯まっていました。
 これが何となくうれしいんですね。

 金属屋根の雨音のことも書かれています。
 住まい手が雨とつながっていくこと、関わっていくことで得られる価値。
 これも雨の未知なる可能性と考えています。

 雨のみちをデザインする この言葉にはそんな「未知」なる可能性も託しています。

第一回雨水ネットワーク会議全国大会

雨水の貯留、浸透及び利用に関して係わってきた市民団体・企業・行政・学会が
緩やかなネットワーク組織「雨水ネットワーク会議」を設立。
第一回雨水ネットワーク会議全国大会では、
「雨水ネットワーク会議」の設立の意義を確認するとともに、
雨水ネットワーク会議の今後の取り組みについて話し合いが行われます。

 日時 8月6日 13:00~16:00 場所 すみだリバーサイドホール

 基調講演
  『雨水こそが地球を救う-雨水ネットワーク会議に期待する-』
  高橋 裕氏:東京大学名誉教授、(社)雨水貯留浸透技術協会会長
 パネルディスカッション
  『雨と上手につき合う社会に向けて-雨水ネットワークが目指すもの-』
 パネリスト
  上総周平氏
  森まゆみ氏:作家
  神谷 博氏:(社)日本建築学会雨水利用システム規格小委員会主査
  栗原秀人氏:(財)下水道新技術推進機構下水道新技術研究所所長
  今牧 茂氏:墨田区区民活動推進部環境担当部長
 コーディネーター 
  山本耕平氏:NPO法人雨水市民の会副理事長
 コメンテーター 
  高橋 裕氏(東京大学名誉教授、(社)雨水貯留浸透技術協会会長)

  入場無料(ただし、資料代1,500円)。
  なお、終了後、交流会を予定しています(会費制)。

雨を排除してきた日本。
21世紀は雨とうまく付き合っていくことを考えていかなければなりません。
そんな社会を築いていくためにやるべきこと、法整備などが構築されていくことと思います。
雨といの役割、雨のみちをデザインすることの必要性が問われていくことでしょう。

当日は私も参加する予定です。

21,000km

20,000km

開始から1576日目
本日までの 走行距離 21091.8km
走行時間 1078時間1分
消費カロリー 332977キロカロリー
自動車で同じ距離を走行すると排出されるCO2は4.85トン

1週間ほど前に達成していたようです。
最近、ある程度たまってからデータ入力をしているからでしょう。

梅雨明け以降、東京は暑いですね。
走っているときは良いのですが、止まると汗が噴き出してきます。

たかが雨とい されど雨とい

塩ビ雨とい発売50周年を記念したWEB版の 記念誌

著名な方の対談も今後UPされるようです。
どのような内容になるのでしょうか。

こうした機会を通じて、雨のみちについて考える方が増えることを期待します。

暮らしとオブジェ展

日本橋高島屋で開催されている
「美術大学出身作家10人による-暮らしとオブジェ展-」に行ってきました。
銅作家の伊志良さんも参加されています。
今回のテーマは「ほっとする」
住まいに雲から雨が降っている感じのこの作品をゲットしてきました。

22日(火)17:00まで

夏休みスタート!!

東京では昨日から公立小中学校が夏休みに。
ちょうど関東の梅雨明けとも重なりました。
昨日参加したイベントをいくつか紹介します。大江戸舞祭
小中学生が東京ラプソディー2000と地元の伝統をベースに
音楽・踊り・衣装で自由に自己表現する連踊りです。
撮影禁止なので写真はありませんが、
暑い中、区内外から参加した子供たちが頑張っていました。

続いて青少年防災学習会に参加。これは海外でも活躍しているエアーテント。
空気を送り込むだけで完成する簡易テント。15分ほどで完成します。
開発担当者の方ともお会いしましたが、
接合部分などはファスナーの技術が活かされているとのこと。
実際に新潟中越地震で医療用として使われていたものをもってきて頂きました。
地元の中学生が一晩宿泊する事になっています。

当初は蒲鉾タイプのものを開発したそうですが、
JICAで採用していただく段階で、医療用タイプの要請があり
高さの確保と出入口を増やしたタイプができたそうです。
災害地にはまずこのテントを作ってから医療チームが派遣されるとのこと。
簡単に短時間で、しかも医療用として使えるテントとして活躍しているそうです。

中学生の宿泊体験ということで簡易お風呂も体験できます。
昨日までプールで使っていた水をろ過して使っているとのこと。なかはこんな感じです。
炊き出しのカレーも用意されています。
お湯で出来るご飯を使ったものでしたが、
結構おいしかったです。

そして夜は話題になっている和田中学校の2代目民間校長の講演&パネルディスカッション。
透明性・公平性・しくみ化を軸に経営されているとのこと。
この2代目を選んだことが1代目の大きな功績になるのではと感じました。

地元の青少年健全育成関連のイベントに参加した一日でした。