世界基準の「いい家」を建てる

OZONEで開催されたセミナー。
一度話を伺ってみたいと思っていた 森みわさん をお話を伺うことが出来ました。

もちろん、内容は、省エネ・断熱の話が中心。

そんな中で、
 なぜ省エネ住宅の普及したいか
  ・地球規模の平和  (地球温暖化抑制)
  ・現代人への良質な居住空間  (知識社会→心が安らぐ住まい-快適な温熱空間)
  ・お父さんの経済性  (光熱費抑制)
 日本で実践した理由
  ・ドイツで学び、アイルランドに転居  そこで日本に近い建築レベルが大きく変化
    日本でも取り組むべき
  ・東京のドイツ大使館に関わったこと
    ダブルスタンダードの経験が、ドイツの省エネ住宅の考え方を日本に持ち込める可能性

志のある方だと感じました。

また個人的には
  ・当初は自然換気にこだわっていた → 学生時代のヨットの経験
  ・ヨーロッパでコンペ物件ばかり関わってきた → デザインが良くて当たり前
  ・外装材として無塗装の木にこだわる → 腐らせるのではなく、風化させるディテールを追求

この辺りはもう少し突っ込んで伺ってみたいと感じました。

書籍 も購入。サインも頂いちゃいました。

京都のとらや

京都に行って来ました。

9:00過ぎに市役所に行く予定だったのでその前に見学。おしゃれな蔵といった感じです。軒天に木目のあとがついています。am9:00からのオープンということで残念ながら中は入れませんでした。

設計:内藤廣建築設計事務所
照明デザイン:石井リーサ明理(石井幹子さんのお嬢様)
施工:鹿島建設株式会社

このあと、御所を歩いて、市役所に向かいました。

ヒートアイランド学会

先週、表記団体が主催するプライムセミナーに参加した。
題目は「熱の性質と省エネへの応用」
教授陣だけではなく、様々な立場のメンバーが参加する勉強会だった。

学んだこと
 ・熱の種類    伝導伝熱・対流伝熱・放射伝熱
 ・温度差の作り方 自然エネルギー 日射熱:太陽熱温水器・ソーラー発電など
             化石エネルギー 反応熱:ガス給湯器・灯油ファンヒーター
             電気エネルギー ジュール熱:電気ポット・電気ファンヒーター
                        熱移動:ヒートポンプ
 ・暑さ      体内から発生する熱<体外から進入する熱
           夏:風・発汗などで熱を逃がす  人的要因も大きい
 ・ヒートポンプ  圧縮(外からの仕事)で投入熱量を上回る取得熱量を獲得する(COP)
           熱を移動させる装置(熱のリサイクル)で省エネ向き
 ・暖かさ     頭寒足熱、湿度との関係 → 床暖房で室温を下げられる
 ・涼しさ     除湿は重要 だが除湿にエネルギーを多く使うケースあり
           ex)エアコン 多湿な外気を過冷し結露させ、暖め直している
             シリカゲルを使った除湿エアコンも *含んだ湿度の除去にもエネルギーが必要

暑さ寒さは個人差があり、一人一人の成長段階でも感じ方が違ってくる
機械に頼るのではなく、自らの感性で暑さ寒さを凌ぐコツを身につけることが大切だと感じた
 *エネルギーを使わない多湿対策品があると有効だと感じた(湿気のみちのデザイン)

スウェーデン視察より日本のエコライフを考える

SDL見学と同日の夜。
森の贈り物研究会が主催する研修会に初めて参加してきました。

題目:スウェーデン視察より日本のエコライフを考える
講師:篠計画工房 篠節子 さん

スウェーデンは1972年に首都ストックホルムで国連人間環境会議が開催されたことが
大きなきっかけとなり、環境問題への取り組みが進んでいったようです。

地下鉄の駅開発に際し、ニレの木を伐採しなければならなかったとき、
市民が反対し、木に登って対抗したことがあったそうです。
最終的に駅の位置が変更に。
そしてその時木に登った一人の学生は、その後、環境長官になったとか。

市民一人一人の意識と行動で社会は変えられるという事例がある。
すばらしいことだと感じました。

政策面でも、場当たり的なものではなく、大所高所から考え、実践されています。

その後の懇親会で、
「デザイン(美しさ)は大切、ただ環境にやさしいだけでは世の中に広がらない」
そんなお話も伺うことが出来ました。
北欧のデザイン 確かにシンプルできれいですね。
 *町中の自転車置き場(立てかけるもの)などもなかなか良い感じでした

また環境省エコモデルハウス事業の水俣市の事例の話もありました。

エアコンを使わないでも生活できる環境が考えられているとのこと。
そこには、熊本独自の風の抜き方や暖かさの取り入れ方があるようです。
木製の樽に雨を溜めて使うことも予定されているとか。

3月末完成とのこと。見学に行ってみたいと思います。

森の贈り物研究会
*帝国器材さんがバックアップしてくれている研究会
 97年に行った独エコメッセのツアーで社員とご一緒したことがありました
 その後、お付き合いがない時期もあったんですが、
 たまたま教育に関することで、再び接点が出来ました 

サスティナブル デザイン ラボラトリー

以前から一度見学してみたいとおもっていた
サスティナブルデザインラボラトリー に行ってきました。

弊社のガルバリウム製の雨といパッコンが採用になっていることは
建築段階から聴いていました。

現地での写真撮影はOKでしたが、公開は御法度ということで文章のみのUPになります。

四季そして地域とともに生活できる住まい

大雑把にいうとそんなイメージです。
 ・暑さをしのぐ、寒さをしのぐための様々な工夫があります
   井戸水が採光をかねたガラス面を流れ、表面温度を下げるだけでなく、
   水の流れで出来る揺らぎが視覚的な涼しさを醸し出す
    その水は雨といを伝って、パッコンから流れ出てきます
   縁側にベットを移動させると、そのまま布団が干せる
   一定の温度になると白濁するガラス(日射遮蔽)
 ・季節を楽しみながら生活する
   気分に合わせて浴槽を外へ(写真がないとわかりにくいですね)
   いろり付きのダイニングテーブルや暖炉
 ・ご近所づきあいを大切にする
   玄関へのアプローチへ立ち入ることの善し悪しを竹一本で表現する(この言い回しでは伝わりませんね)
   腰掛けられる玄関の靴箱(靴を脱がずに住まい手と会話できる)

実験棟ということで、所長さんはときどき宿泊されるそうです。
私も泊まってみたいと思う住まいでした。

こうした取り組みから、新たな設計思想が生まれたり、新製品開発につながることもあるようです。
それらを裏付けるかなりのデータがしっかりと蓄積されているとのこと。

ハウスメーカーがこんなことまでやっているとは驚きです。

迎川さん、良い機会をありがとうございます。

頂きました

初めて訪問した水澤工務店
社長に仕事を通じて会うのは今回が初めて。
興味深いお話をたくさん伺うことが出来ました。

このカタログ。お付き合いの長いGAの二川さんに作成してもらっているそうです。
数年後に迫っている100周年に合わせた新たな企画も検討中とのこと。
楽しみです。

外部に広がる家

日曜日、「外部に広がる家」の完成現場見学会に行って来ました。
来場者、特に若い方(一部学生の方)が多かったような印象です。
玄関の脇にはあとで表札もつけられる予定。
目の前が公園。うらやましいロケーションです。温かい快晴の一日でした。
綺麗な青空です。

この先のバルコニーからは花火も見られるそうです。

設計は伊礼智設計室 工務店は相羽建設さん
見学者の対応でお忙しくされていました。

そんな中、相羽建設さんのおひとりの方とお話しする機会がありました。
「この家に住むために60才まで働いてきたんだ。ありがとう。」
最近、引き渡したお客さまからそんなことを言われたそうです。

年末、引渡済みのお客さまを集めて行う餅つきイベントで話があったとのこと。
うれしそうに話する担当者の方の笑顔が印象的でした。

「成果を確認する機会を仕事として行うこと」

とても大切ですね。

秋田に来ています

直筆のサインを頂いてきました。

今日の秋田は晴れ。
思ったほど寒くなく、移動も楽でした。

*大仙市内のホテルより

最高の断熱・エコ住宅をつくる方法

外断熱が危ないの著者としても知られる西方里見さんの著書。
「最高の断熱・エコ住宅をつくる方法」が発売になりました。
能代が地元で、弊社秋田工場にもお越し頂いたことのある西方さん。

早速購入しました。

断熱化された住宅をつくるには様々な知識と経験が必要であること
 *外断熱がどうこうというレベルの話ではない
建てる地域、条件によっても変わってくること
断熱に関する建材・システムは日々進歩していること
 *北欧・EUがその先端を担っている

住まい手の条件に最適な提案することは容易ではないと感じました。

もう1点、北欧と日本の大きな違いは雨仕舞いに関すること。
雨の多い日本では、雨仕舞いの優先順位を高く位置づけることが大切なようです。
このあたりは私たちの持つモノづくりの技術や知恵が活かせそうです。

ちなみにこの本でも紹介されているケルンのパッシブハウス
西方さんのブログにも以前にUPされています。 こちら
このシンプルなデザインが以前から気に入っています。

雨仕舞いを考えるとこうしたサッシの納まりは日本では難しいのでしょうか?

明後日(1/7)、新年のご挨拶に伺う予定です。

吉川の鯰

会社案内を絵本で作成した 吉川の鯰 さん
日曜日に立ち寄った様子を紹介します。


自家製の臼 返しのお湯を入れるスペースがあります。


杵も自家製。
持ち手に角があるということでその場で削って調整しています。


築40年を越える木造2階建てを改修して事務所にしています。

 

 

 

 

 

1Fはショールームを兼ねています。
和室もあります。
社長はお茶をたしなむとか。
私は残念ながら時間がなく、先に失礼させていただきました。


いい感じです。
早く帰ってしまう私のために先に一人分だけ雑煮を頂きました。
京風とのこと。
ポイントは 紅白 の具を使うこと。
大根・里芋・豆腐・人参を白味噌で仕上げています。
おいしく頂きました。


私は午前中で失礼しましたが、80名以上の方が参加されるとか。
盛り上がったことと思います。

大変お世話になりました。