日曜日の住居学

衣食住の中で住だけがお粗末なのか。
昭和51年~57年の住宅雑誌に掲載されたものだが、
大きくは変わっていないように思う。

住まいの教養ってどのようにして身につくものなのでしょうか?

あべこべの国-日本 ジョージ・ネルソン

1960年のリーダーズ・ダイジェストに

あべこべの国-日本 という題で8ページほどの文章が書かれている。

知と情の割合が、西洋は90%が知・10%が情に対して

        日本は10%が知・90%が情であるとした上で、

個人の生活がわずらわされないのは、壁や錠やドアの問題ではないこと
一見わからないようになっている話
ぜいたくの極地はあらゆる感覚を十分用いていること

最後に、あるお店でものを購入する際に

その店主と情のやりとりもあった話でしめられている。
50年以上前の記事だが、
こうして日本をキチンと感じ取っている方であることが
改めて、理解できました。

ジョージ・ネルソン展

TYIN(ティーン)テーネステュエ・アーキテクツ展

TYIN(ティーン)テーネステュエ・アーキテクツ展に行ってきました。

バタフライ・ハウス。
セイフ・ヘイヴン孤児院の図書室。
以上はタイでの建築。
建築家が描く図面を100点とは考えず、
建築中にも関わっていくことを大切にし、
予期しない結果も受け入れ、楽しんでいる。
バタフライ・ハウスをそのままほしいという要望もあるようだが、
そうしたリクエストには一切関心を持っていない。
展示会内にある動画でふたりが語っていました。
日本の若手建築家の中にもこうした二人の活動に憧れる人がいるのではないでしょうか?

小屋においでよ!(金沢21世紀美術館)


日曜日ということで、とても混んでました。

金沢21世紀美術館の中庭に建てられた小屋。
こうして多くの方が記念撮影をされていました。


この日は、小屋の中に入るための整理券を配っていました。
右側の行列がそれにあたります。

脇にある薪小屋。
女の子がとっても興味を示していました。

手づくりの雨とい。
ギャラリー間のものとは違うように思います。
こちらの方が、良い感じで仕上がっていました。

中村好文 小屋においでよ!

8/31まで 金沢21世紀美術館にて

建築家、槇文彦さんのお話を伺う機会がありました

夏季休暇中に、槇文彦さんのお話を伺う機会がありました。

まもなく86才になられるとは思えない、質疑応答を含めて約80分、
充実した時間を過ごすことができました。
ハイカラな建物との出会い
 土浦亀城自邸 7歳の頃 吹き抜けとレーリングが印象に残っている
  品川区長者丸に現存 土浦邸フレンズ
 慶應義塾幼稚舎本館(設計:谷口吉郎さん)
  小学生時代4年間を過ごす

完成した建物を観察することが大切
 ヒルサイドテラス

  カフェでいつも同じテーブルで赤ワインとサンドイッチを愉しむ牧師のお話
  槇総合計画事務所の脇で披露宴の記念撮影をするケースが・・・
その場にあったスケール感の建物を
 マサチューセッツ工科大新メディア研究所 ボストンの街並みは変わっていない
 
風の丘葬斎場
 東京電機大学 なぜか近隣の園児の遊び場にもなっている

もちろん、話題の新国立競技場のお話もありました。
質問は全てがこの件に関することでした。


50名+立ち見程度の小さな講演会でしたが、最前列でお話を伺うことができました。

愉しむ家(高崎)

愉しむ家の完成現場見学会に行ってきました。
高崎市内ということで、雪害でだいぶ苦労した物件のようです。

スタンダードをご採用いただきました。ありがとうございます。

暖炉が建物の中心に。住まい手さんの要望とのこと。
AV関係の機器は全て別室に。
ダウンライトのところにスクリーンが納めてあり、
プロジェクターで映画なども楽しめるとのこと。
客室ですが、子どもたちが遊べるようにとハシゴや雲梯が設置されています。
窓越しに見える建物にも・・・。