京都・雨水の会

先週の話ですが、京都に行った際、お時間を頂いてお会いしたのが、
NPO法人京都・雨水の会の代表理事である上田正幸さん

京都市では雨水利用や緑のカーテンなどにも積極的だということもあり、
お話を伺ってきました。

その際、頂いた資料がこの2冊。

一つは、市内の小学校に設置した雨水タンクの資料状況について調査をしたもの。
もう一つは、学校の授業で活用できる水環境教育プログラム集です。

調査報告は172校のアンケート結果をもとに、
雨水タンクがどのように役立っているかが、判る内容です。
緑のカーテンや打ち水などに使われているケースもありました。

教育プログラムは、まだまだ実践で役立っているケースが少ないとのこと。
緑のカーテンも同様ですが、雨水利用もやってはいるけれども、
教育につながっていない学校が、まだまだ多いようです。

東京で緑のカーテンを実践している先生にご覧頂いたところ、
強い関心を示していただきました。

雨水利用の出口が見えていれば、
子どもたちにも、雨の大切さ、有り難さが伝わるように思います。

2009 雨水カレンダー

2009年の雨水カレンダーです。

トイレを雨水で流した日にマークがついています。

 1月- 7日間(満水1回)
 2月-10日間
 3月-10日間(満水1回)
 4月-14日間
 5月-10日間
 6月-22日間
 7月- 3日間
 8月-16日間(満水3回)
 9月- 8日間
10月-20日間(満水2回)
11月- 2日間
12月- 0日間     2009年 122日間/365日  33.4%

満水とは、1tの雨水タンクが一杯になってしまっている状態。

2008年比べると、利用日数が減っています。 (08年 198日)

ちょっと残念な結果に終わってしまいました。

いよいよあと10数時間で2010年。

来年も雨のみちをデザインする仕事に徹していきます。
ご支援よろしくお願いいたします。

おかげさまで200棟

2006年10月に発売したガルバリウム雨といスタンダード
お陰様で、09年11月に200棟/月を初めて越えました。
(軒とい販売メーター数から試算した弊社推測値による)

ご愛顧頂き、大変ありがとうございます。

銅製ステンレス製に比べると1棟あたりの単価が1/3~1/4程度。
それでも、ガルバリウム製雨といトータルで月商2000万円超となりました。
銅・ステンレスに続く当社の3本目の柱に育ってきたと考えています。

「年100棟は大丈夫」伊礼さんに開発当時言われたことです。
それまで、年商1千万円に満たない商品企画を通すことはありませんでした。

3年でその目標の2倍を1ヶ月で達成しています。
やろうと決めた私自身も驚いています。

この3年間で多くのことを学びました。
 半製品
 口コミの大切さ
 住まい手からの資料請求
 様々な納め方  etc

雨のみちをデザインする仕事を通じて
今後も皆さんのお役に立てるよう邁進していきます。

環境書道展

昨日は浦和で開催された環境書道展の表彰式に参加してきました。
この展示会は環境の事を考え、環境に関する言葉を書にする書道展です。
今回は2,700を越える作品の応募が千葉・埼玉・東京を中心にあったとのこと。
前回の2倍程度の作品が集まっています。

今回は埼玉で受賞された作品を中心に展示がありました。
そのいくつかを紹介します。
小学校低学年の作品。
どれも力強さを感じるものばかりです。
嫌われ者になりがちのあめですが、この書からは頼りになるあめといった感じがします。
本来はそう考えるべきなんですが・・・
雨・緑・水など自然を大切にする気持ちが伝わってきます。

表彰式には500名近い参加者があり、会場は溢れんばかりでした。
参加者一人一人が地球環境問題について考え、それを書で表現する意義ある展示会です。

次世代に負の遺産を残してはいけない

子どもたちの作品をみていて、そんなことを再認識させられた展示会・表彰式でした。

都会でできる 雨、太陽、緑を活かす小さな家

雨水の仲間が本を出しました。
「都会でできる 雨、太陽、緑を活かす小さな家」
17坪の敷地を購入、新築し、そこで生活について書かれています。

・地下には6tの雨水タンク
  2005年4月に引っ越されてから1度も空になったことがないそうです。
・太陽光発電パネル
  太陽光パネルは小さいですが、その自家製エネルギーを大切に使っています。
・緑のカーテン
  トケイソウの緑のカーテン。建物を覆うように茂っています。
  パッションフルーツがたくさんとれるそうです。
  自宅からも比較的近くであることもあって、夏に見に行きました。
  緑のカーテンに覆われたようなカワイイ家でした。

保健所で仕事をされている著者、中臣さん。
雨の水質についても定期的にチェック。
予想以上に良い結果で、これなら非常時、煮沸すれば飲料水にも使えるようです。

-自然と共に暮らすこと-
この住まいに引っ越されてから、中臣さんご家族の中心軸になっているようです。
そこに家族の絆を感じることができる内容です。

先日、お会いした際に、直々にサインを頂きました。
この本のどこかに私との会話が入っているとのこと。
読んでみたんですが・・・・  判りませんでした。

今度お会いした際に教えてもらおうと思います。

東京は雨

今日は一日雨のようです。
小降りだったので自宅から歩いて出勤。約4,500歩 往復すれば9,000歩です。
通勤だけなら、自転車よりもこちらの方が健康的ですね。

但し、時間は3倍かかってしまいます。

緑のカーテン と 雨のみち

文化女子大に行ってきました。
宮坂公啓先生の講座で30分×2講座でお話をさせていただきました。
題目は「緑のカーテンと雨のみち」
まず感じたことは、2講座連続で行うと、話す内容が多少違ってくること。
そして、このようにいくつか質問をして、判ったことがあります。
 1.「雨」が好きだという学生は一人もいませんでした。(残念・・・)
 2.一戸建てに住んでいる学生が2/3程度いました。(お嬢様が多い?)
 3.眉毛の話は、おそらく印象に残ったのではと感じています。

学生といえば・・・  未来のお客さま。
一人でも多くの方が、雨のみちを考え、緑のカーテンが実践されるような
建築づくりに携わってくれることの願います。
 *2講座とも終了時間を超過してしまい、失礼しました

2時限終了後、校内のカフェテリアで宮坂先生と昼食を取りました。
私の学生時代は 学食 といっていましたが、だいぶ雰囲気が違います。
中庭が見えるガラス張りのカフェテリア。
今の時期は良いですが、日差しの強い時期はちょっと暑いかもしれません。
まさに今日学んだ「緑のカーテンと雨のみち」を実践する場として適しています。

雨水樽

友人から添付ファイルで送ってもらいました。
ウィスキー樽を再利用した雨水タンクのようです。

集水器は独WISY社のもの。なかなか考えられた製品ですが、値段もなかなかです。
輸入製品のためたてといの形状と取水器のサイズが合っていません。
取り付け方に苦労が感じられます。
この感じだと、取水効率は多少落ちているかもしれません。

先日、雨水の仲間数名が独視察に行っていました。
WISY社も訪問したそうです。私が数年前に訪ねたときとはだいぶ変わっているようです。
雨水利用の先進国ドイツも更に進歩しているようです。
報告が楽しみです。

「電」

中部電力の方とお食事する機会がありました。
その際に話題になったのが 「電」 という漢字がなぜできたのか?

漢字のことなら、ということで書家の吉田さんに聴いてみました。

「電」=雨+申

「申」は稲妻の形を表しているそうです。
「雨」は気象を表す字につけられることが多い。

「電」とすることで、稲妻・稲光、稲光のように早いといった意味を持っているそうです。

電撃・電光石火などはそんな意味をもっていますね。

また現在は電気を意味する言葉として使われていることが多いとのこと。

以上は、吉田さんが持っている白川静先生の辞書によるそうです。

電気 と 雨のみち つながりがあるのかもしれません。