エコプロダクツ展より

気になったものをいくつか紹介します緑のカーテン関連 メーカーの出展ですこちらは同じ緑のカーテンでもNPOとして紹介していました海外の製品と並んでROCCOもありました私の使っているマイ箸です
社長らしき方とお話ししましたが、とっても忙しく材料が手に入らないとのこと。
先日なくしてしまった箸置きを購入しました。知人の会社が出展していましたこちらも知人の会社です

とにかくビックリするほどの来場者でした。
但し平日ということもあり、小学生・中学生の来場が多く、ゆっくり見ることが出来ない面も感じられました。
小中高校生専門の日をつくっても良いかもしれませんね。

雨といをどこにつけるか?(1211朝会)

結婚式場の雨のみち

今回は10年前に自宅に自社製の雨といをつけた方の話。
自ら雨といの計画(つまり雨のみちのデザインですね)を考え、
数量を拾い出し、現場に品物を納め、後は施工を待つばかり。

施工の日、仕事の関係で立ち会えなかったのが失敗の始まり。
自宅に戻るとあまったエルボが・・・。
自ら考えていた雨のみちを違う方法で雨といがつけられていたとのこと。
施工店からすると効率よく製品を使ってものが余ったのだから良いだろう
ということかもしれませんが・・・。

現在建築されている建物の中で、雨といの位置(雨のみちのデザイン)まで
決まっていて、それが図面通りに施工されている建物はどの程度あるのでしょうか?
実際には、現場任せで出来た建物に合わせて施工店が
効率よく取り付けているように思います。
雨とい自身が雨を流す道具としか見られていないからかもしれません。
雨といには雨の日に雨を建物に影響が出ないよう流す役割と共に
晴れの日は全体の外観に対して「さりげない存在」でなければなりません。
特に外観にこだわる建物ほど、こうした細部の配慮のあるなしが大切です。

インテリアからエクステリア・外観・街並みなど外部への関心も高まってきているようです。
雨といやエアコンの配管、電気・電話などの配線。
こうしたところまで考える住まい手さんもいらっしゃるようです。
 *たまたま先日お会いした方からもそんな話がありました

雨のみちがデザインされた美しい街並み

その実現に少しでもお手伝いが出来ればと思っています。

結婚式場の雨のみち(1204朝会)

五感で感じる雨のみち

今回は営業担当者の実例話。
来年4月オープンの結婚式場にステンレス製雨といが採用される予定。
早速、現場に訪問し、現場監督と話をしました。

通常、ステンレスの雨といは塩ビは鋼管製と比べて少し単価が高い。
但し、意匠性は優れているので、そのことをどのように伝えるかを考え、
過去にデジカメで撮影した写真をいくつか現場監督に見ていただいたとのこと。
またその中に、現場から車で5分程度のところにある完成現場があり、
早速見に行こうということになったそうです。

雨のみちをデザインする商品には、雨をいかに流すかもその役割の1つですが、
晴れている日に雨のみちがどのように魅せるかも大切な役割です。

建物全体のデザインに対して雨といがどのように見えてくるか?
またそんな提案を具体的にどのようにして現場監督や建築家、オーナーの方に伝えるか?
そんなことも「雨のみちをデザインする」考え方を拡げていく大切な仕事です。

こうした成功例から営業として、また会社として行っていくことを見つけ
実行していかなければなりません。

4月にオープンする結婚式場。
天気が晴れることを期待されるカップルがほとんどだと思います。
この結婚式場は雨の日でも、それなりに楽しむことができた。
そんな雨のみちがデザインが提供できれば、もっと面白いかもしれません。

五感で感じる雨のみち(1127朝会)

お客様の声を聴き、雨のみちを形にする(1120朝会)

ある古い建物では、雨が降ると室内から雨だれが見えるようになっているとのこと。
雨といもついているようですが、室内からは大屋根部分の雨といは見えず、
庇から落ちる雨だれのみ見えるように設計されているとのこと。

最近、光や風を巧く取り入れた建築といった広告が多くなっています。
電車などの中吊りでもそうした分譲住宅やマンションの広告も増えているようです。
しかし「雨」を巧く取り入れたという広告はなかなか見かけることはありませんね。

こう考えると雨といは脇役に徹していると言えそうです。

私の生まれ育った住まいは、金属屋根の平屋でした。
おそらく断熱材も入っていなかったので、雨が降る音が聞こえたので、
外の様子がわかる建物でした。
今はマンション住まい。雨が降っても気がつかないくらい外の音が聞こえません。

雨風をしのぐことが建物の大切な役割ではありますが、
天候や季節を全く感じないのも問題だと思っています。
特に自然とかかわる機会の少なくなっている都会や現代社会では、
こうした感性を保っておくことが大切だと思います。

雨が降ることも楽しめるようになる。
そんな五感に訴えるような雨のみちがデザインできると良いですね。

お客様の声を聴き、雨のみちを形にする(1120朝会)

雨のみちを提案する(1113朝会)

今回の朝会は、建築家訪問活動の中から感じていることの話でした。

通常、訪問の際には、「光のみち」や「風のみち」と同様に「雨のみち」を考えてほしい。
そんな話をしているそうです。

建築家の方にとって「雨とい」は雨仕舞や外壁を汚すので絶対必要。
しかし、デザインが悪くなるのでつけたくない。
そんな考え方を持っている方が多いと感じている。
また、「雨とい」の落とし口まで指定する人は少ないとのこと。
引き回しは現場任せになっていることも多いようです。

絵を額縁が引き立てるように
「雨とい」も引き回しによって住まい全体のデザインに影響してくる。
これこそ雨のみちをデザインすることにつながっていきます。

朝会担当者の考える「雨とい」の額縁としての役割は3種類。
  「めだつ」・「シンプル」・「機能」

今までは銅という素材やめだつデザインで「雨とい」をPRしてきたが、
「シンプル雨といの・スタンダード」と「落ち葉機能の・すとっ葉ー」は
だいぶお客様の反応が違ってきているそうです。

「スタンダード」は施工物件を見て、「シンプル・めだたない・さりげない」が実感できた。
「すとっ葉ー」は実際に落ち葉で困っていることへの解消提案なので
設計事務所や建て主に伝えやすい。リフォームとしての提案も可能。

“求めている物”や“困っている所”を解決する商品は非常に反応は良い。
商品を“具現化”するにはお客様の声を聞くこと事が一番大事と実感しました。

コメントは開発部長から
 シンプル(スタンダード)
  とある建築家との出会いから、GL・開発・秋田工場と全社を巻き込んで
  短期間で商品化が出来ました。
  経営基本方針の1番目である
  「住まい手の思いを形にする建築家・工務店との関係を強化する」の実践例
  今後は
  ・シンプルは人によって感じ方が違う
  ・顧客の声を形にすることを真摯に行う
  ・タテとヨコの接点、特にトップとエンドのデザインが重要では

機能(すとっ葉ー)
  今回の「板橋製品技術大賞・優秀賞」受賞で、公共の目から見て、
  社会的に価値あるものと認められたことが良かった

※どちらのケースも、視点を変えた
  スタンダードは「顧客を変えた」
  すとっ葉ーは「意匠性から機能性」に 意識を変えた
 これらはドラッカーのイノベーションの成功例と見ることができる

今後も顧客の声を真摯に聴き、雨のみちをデザインする機会づくりに取り組んでいきましょう。