雨の旅

雨の旅

ときどき見ているブログです。
とても良い写真なのでTBさせていただきました。

雨にとって、雨といからはみ出したり、屋根から飛び出したりするのも楽しい旅なんですね。

雨くんもこんな冒険の旅もしてみたいと思っていることでしょう。

春のバスツアーその2 マーガレットホール

次は相模原女子大100周年記念 マーガレットホールこちらではこの計画のランドスケープを担当された方から話を伺いました。
「アクロス福岡」や「地球のたまご」も手掛けられた方です。

緑についてはその地域のものを使うことを基本に計画。
建築工事で出る残土を利用し、起伏を設け、立体的な緑を意識したとのこと。
雨もこの起伏によって池に誘導するよう計画されたとのこと。
夏場の蒸発の多い時期にのみ井戸水を足しているそうです。

そんな中で注目したのは「緑の引出し」上部に見えるガーゴイル(ステンレスパイプ)から出る雨水を1段目の引出しが受け、2段目、3段目と流れていく設計になっています。ちなみにこの写真は南側から撮ったもの。
北側に比べて南側の方が乾燥するようで、緑が育ちにくいとのことでした。
このあたりは、現在の改良版に活かされているそうです。

春のバスツアーその1 青山学院大学相模原校舎

春のバスツアー 一つ目の現場は青山学院大学相模原校です
まずは教会。学校のある日は毎日10:00から礼拝があるそうです。
パイプオルガンの音を聴いてみたいですね。
私もミッション系の学校だったのでちょっと懐かしい感じがしました。
ここは食堂です。学生証がICカードになっていて、清算なども出来るようです。体育館。バスケットがメインのようです。
最初は気づきませんでしたが、観客席にもしっかり「AGU]の文字が。教室です。ご覧の通り、ここは車椅子用の机。現在車椅子で通学する学生が2名いるそうです。この前に倒れる椅子には席を立たずに後ろが通れるようにすることで、セクハラ防止にもなっているとのこと。
ちなみに教室の椅子や机はストッキングが破れないよう配慮がされているとのことでした。

今回のツアーは、建築に携わった設計の方の解説がありました。
サスティナブルがテーマの一つ。
そのこだわりの中に「雨だれ」がでないよう配慮したとのこと。
確かに窓枠の下に出る汚れは気になるところ。
そこでこの建物は全ての目地を揃えることを前提にタイル割りを考えたそうです。
その為に建物毎にタイルの大きさを若干変えているとのこと。
また窓の納めにはこんな工夫もありました。

まさに雨のみちを考えた設計でした。

ちなみに大型建築の場合、ほとんど雨といが表に出てこない場合が多いのですが、
目に付いたものをいくつか。
あえて2本にしています。こちらも同じ2本でデザイン。こちらは建物の壁面にうまく納めています。

またステンレスのコーナールームセット(この呼称で合っているでしょうか?)が使われていました。
確かに角は汚れやすい部分。筒状のものがつけられていました。

静岡で見つけた雨のみち

建物の見学の最中にみつけたビニールハウスの雨のみち。
おそらく雨が降ると大量の雨水が流れてくるのでしょう。
残念ながら側溝に流れるようにデザインされています。
恵みの雨を利用することはできないのでしょうか?

軒の出・庇

軒の出や庇は、雨から建物をまもる大切な役割を果たしています。
また、建物全体の意匠にも大きくかかわってきます。

狭小敷地では、なかなか軒の出が出せなかったり、
シャッターのボックスが庇がわりになっていたりするケースが多い中、
こうしたデザインは、大切ですね。

見学した建物

1日かけて数多くの建物を見学させていただきました。
今井社長ありがとうございました。

これ以外にも、数多くの建物を見学しました。
その工務店の目指す建物のイメージ、スタイルを感じることが出来ました。
おそらく、街中を歩いていても
「これはあの工務店の作品だ」と感じることができると思います。

ところで皆さんはどの建物が好みですか?