わがドラッカー流経営論

柳井正
わがドラッカー流経営論

三浦編集長のブログをみて早速購入。
昨晩そして今朝にかけて読みました。

一番感じたことは、
「顧客の創造」に徹底している ということ。

・何を売りたいかよりもお客さまが何を求めているかを一番に優先して考える
  *お客さまの元で成果が上がって、初めて対価として売上につながる
・価格を安く設定しているのは、あらゆる人たちに購入していただくための手段にすぎない
・一方的に「伝える」のではなく、結果的に「伝わる」CMをつくろう

また個人的に関心をもった部分は

・服は服装の部品であり、われわれが目指しているのはパーツカンパニーだ
 *佐藤可士和さんとのやりとりの中で → 「美意識のある超合理性」を佐藤さんが提案
・ドラッカーの経営理論の中心には「人」がいる
・「知識労働者」とは情報や知識をもとに自分が考え、
 マニュアルに書かれていないこと、言われていないことを自ら行う労働者だ(職種関係ナシ)

ユニクロは働く人たちにとって厳しい面もあるのかもしれないが、
人が成長する企業だと感じた。

人の成長こそが、顧客への貢献、よりよい社会の実現につながるのだから。

*Amazonのおかげで、朝一番でチェックしたブログの本が宅に帰ると届いている。
 自分の時間に余裕があれば、24時間以内に読破も可能。

ウェブ大変化

年度末に読んだ「ウェブ大変化 パワーシフトの始まり」
久しぶりに一気に読み込み、要点のまとめまで作成しました。

これまでの情報革命がどのように進み、
今後、どのような社会になっていくか。
私のようなレベルの者でも、わかりやすく語られています。

イノベーションが生じやすい社会。
大資本でなくとも、世の中に大きな貢献ができる社会。

機会は平等 それによってもたらされる結果は 格差となることも。

中小企業、そして個人にチャンスありです。

早速、新年度の挨拶でも、この本を読んで感じたことを語りました。
一人一人の成長する機会になることを期待しています。

二条彪さんの講演会

区内の異業種交流会に二条彪さんがお越しになりました。
年間講演回数が300回を越える方のお話。興味深い内容でした。

簡単にまとめてみました。

・良い経営者は、湯水のごとくアイデアが浮かび、勇気を持って実行しなければならない
・経営とは察する力が大切であり、デザインする仕事である
・意思決定は、失敗事例から学び、常に自らの全能感を疑って行う
・閾値を越えた経験の有無が社会人として重要である

海外の中小企業経営者との交流もあり、
日本と同様の課題を抱えているとのお話でした。

どこに行っても中小企業経営の悩みは同じなのかもしれません。

湯水のごとくアイデアが湧き出てくると良いんですが・・・

リフォーム&建て替え大感謝祭in松本

信州優良リフォーム研究会が主催する展示会に行って来ました。

知人の流通業者が、コンサルティング会社と共に
地域の工務店への貢献活動として実施している勉強会など一連の流れに乗ったイベント。

地域の工務店数社が同時に出展する、いわばライバル同士が同じ会場で行う展示会。
動員、受付、接客、その後のフォローなど、うまくしくみが出来ているように感じました。

なお前日の夜は、社長、常務、コンサル会社の方と一席設けていただきました。
本来は私がご馳走すべきだったんですが、割り勘にしていただきました。
生まれて、初めてこんなものをいただきました。左から ザザムシ と 蜂の子 です。
思ったよりも、おいしかったです。

翌日、新宿まで戻る際、駅弁代わりにこちらを。それぞれ違う会社のおやきです。
3個で充分お腹が一杯になりました。

品質マネジメントシステム 定期維持審査

ISOの維持審査が先ほど終了しました。
2名の審査員の方に、昨日は秋田工場、本日は本社を審査頂きました。

特に、指摘・観察事項もなく終了。
改善課題を2点頂きました。

私も45分ほど審査員の方と話をしましたが、
視点も違うということもあり、気づいたこともありました。

ありがとうございました。

一気に読んでしまいました

この写真にちょっとビックリする方もあるかもしれませんが・・・。
カバーなしで読むにはちょっと恥ずかしいなと感じながら、一気に読んでしまいました。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

昨年12月が初版なんですが、私が手にしたのは第3版。
結構読んでいる方が多いようです。

ドラッカーを全く知らない読者も多いのかもしれませんが、
そんな方はどのような感想を持たれるのでしょうか?

この本がきっかけとなり、マネジメント、組織、経営チームの大切さを感じてもらえると良いですね。

こうした本を学生時代に読んでいれば・・・
もっと早くドラッカーを学んだかもしれません(笑)。

表彰式

今日は東商板橋支部の新年会。
モノづくりの板橋ではこんな企画が行われています。
「表彰された19名は全員志の高い方ばかり。引き抜いて仕事をしてもらえば会社も楽になる。」
表彰式の最初に本企画の委員会の長からそんな褒め言葉がありました。
共に働くものが表彰されるのはやはりうれしいですね。

「塊(金属・樹脂・ガラスなど)に知識・技術・経験を入れ込んで、
付加価値を創造するのが私たちの仕事」
受賞者19名の代表者からそんなお礼の挨拶がありました。

理科離れ・技術者不足と言われますが、モノづくりの魅力をもっと伝えなければいけませんね。

日本の成長戦略

とある新年会で東海大学教授の葉千栄先生のお話を伺う機会があった。
上海出身ということもあり、中国経済を中心とした内容だった。

自動車産業について
 2009年販売台数で中国がトップに
  人口1,000人あたりの車保有数  アメリカ 800台  日本 600台   中国 60台
  内陸での販売数も増えており、まだまだ市場は拡大していく
 現地開発現地生産現地販売の時代に
  各社が開発部門を中国へ
 電気自動車の時代へ
  部品点数も少なく、新規参入がしやすい
  BYD(中国企業) 2010年1月デトロイトモーターショーにて
   ・1度の充電で350km走行
   ・家庭用電源で1時間で約半分の充電が完了
   ・投資家 ウォーレン・バフェット氏も出資
  日産が2都市で電気自動車モデル事業をスタート
   ・2012年に実行予定

鉄鉱石価格について
 中国を中心に強含み。価格UPを予測する金融機関多い。
 特に高品質の鉄が供給不足に。

日本を憂う
 メディアが世界(中国)の経済情報を伝えない
 成長戦略が描けない

打つべき手
 ・良き公共投資の実施(特に空港公安関係 他国に遅れている)
 ・個人資産1400兆円で内需拡大
 ・国外からお金を取り組む政策(現地法人日本企業の利益を国内へ)

この新年会では3年連続で葉先生を講師として招いている。
その結果、昨年よりも参加者数が20%程度増えているとのこと。

縮小傾向の新年会が多い中、熱気溢れる刺激的な新年会だった。
 *来年の新年会も講師として来られるようです。

医療の現場から

先日、同年代の麻酔科医師のお話を伺う機会がありました。

インフルエンザに関して
 例年、合併症を含めると約1万人の方が亡くなっている
 今年の報道の取り上げ方はちょっとやりすぎ?
 但し、その結果として「手洗い・うがい」が徹底された
 臨床の立場からすると「手洗い・うがい」が充分効果があると実証できた年だった

 ちなみに感染症で亡くなる場合
 ウィルスに対して、患者が闘いすぎて亡くなると考えて欲しい 闘う=体温が上がる
 体温が40度以上になるとウィルスも死ぬがタンパク質も駄目になる
 特に子どもの場合、脳をやられるケースが多いので、頭を冷やすことは重要

自殺者が年に3万人
 ストレスマネージメントが大切な時代に
 個別対応が必要なので人によって処方箋が異なる
 余裕の時間(温泉などに行ってゆっくり過ごすなど)を持つことが良いようだ
 ちなみに割合で見てみると
  日本23名/10万人  ジャマイカ0.1名/10万人  どちらが豊かな社会なんでしょう?

突然死が年に10万人
 脳梗塞・心筋梗塞  35才から65才の年代注意
 心配停止とは、心臓が止まるという意味ではなく「心臓の機能がうまく働かなくなること」という意味
 実際には、心臓の動き方が不規則になっている(動いている)ケースがほとんど
 心臓マッサージを2回ほどしっかり行えば、元に戻るケースもある
 先生のお考えでは、この対処次第で少なくとも10%以上の命が救えるはずとのこと

ちょっとした知識と習慣で防げる病があるんですね。
また突然死の多さにビックリ。私もまさにその世代なので注意しないと・・・。