大賞 | 設計:㈱S N D e s i g n A r c h i t e c t s / 佐野 剛史 施工:山平建設㈱ 板 金: ㈱ 鈴木鈑金工業 作品名:ゆりのき保育園 |
優秀賞 | 設計:平野玲以建築設計事務所 / 平野 玲以 施工: ㈱ 樋口組・㈱ 前田組 板 金: ㈱G A U D I 作品名:木下医院 |
優秀賞 | 設計:P E R S I M M O N H I L L S a r c h i t e c t s / 柿木 佑介 ・ 廣岡 周平 施工:㈱佐賀組・㈲坂井建設共同企業体 板 金: ㈲及留板金工業所 作品名:上有住地区公民館 |
優秀賞 | 設計:関・空間設計・石森建築設計事務所共同体 / 岩根 敦 ・佐々木 大 ・ 石森 史寛 施工:大和ハウス工業㈱ 板 金: ヤマキ工業 ㈱東北営業所 作品名:女川町立しおかぜ保育所 |
※優秀賞掲載はエントリー受付順となっております。
写真:2023 年12 月9 日 HYPERMIX 門前仲町にて開催した屋根コン2023 授賞式にて
SN Design Architects
作品名 ゆりのき保育園
設 計 | : 株式会社SN Design Architects | |
設計者 | : 佐野 剛史 | |
施工業者 | : 山平建設株式会社 | |
板金業者 | : 株式会社 鈴木鈑金工業 | |
エリア | : 静岡県 | |
撮 影 | : 中川 敦玲 | |
採用商品 | : | |
⚫︎ガルバリウム雨とい 【 スタンダード半丸120】: タニマットブラック 【 クサリトイensui】: タニマットブラック |
審査員 講評
堀 啓二
園児たちのプライバシーを守る低い壁とその上の水平連続窓の上にトップをカットした単純な方形の大屋根がのっているシンプルな構成。
この構成から生み出される屋根の浮遊感と低く抑えられ水平性が強調された軒先が軽快でありながら安定感のある美しいファサードをつくり出している。
頂部がカットされた部分は緑豊かな中庭で、木造と木の仕上げが暖かみのある居心地の良い園児たちの活動の場を演出している。
平野玲以建築設計事務所
作品名 木下医院
設 計 | : 平野玲以建築設計事務所 | |
設計者 | : 平野 玲以 | |
施工業者 | : 株式会社 樋口組 株式会社 前田組 | |
板金業者 | : 株式会社GAUDI | |
エリア | : 愛知県 | |
撮 影 | : 小川 重雄 | |
採用商品 | : | |
⚫︎ガルバリウム雨とい 【 HACO H6 号】: タニマットシルバー 【 丸たてとい60φ】:タニマットシルバー |
審査員 講評
伊礼 智
周辺の切り妻の瓦屋根とも応答しているところが面白い。
町のランドマークを目指したと言う屋根は、目に留まる形でありながらもアールで和らげられているものの、凛とした佇まいを感じる。
その屋根のアール部分は室内では空間の優しさが感じ取られ、設計者のアールの寸法へのこだわりが成功していると思う。
PERSIMMON HILLS architects
作品名 上有住地区公民館
設 計 | : PERSIMMON HILLS architects | |
設計者 | : 柿木佑介・廣岡周平 | |
施工業者 | : ( 株) 佐賀組・( 有) 坂井建設共同企業体 | |
板金業者 | : ( 有) 及留板金工業所 | |
エリア | : 岩手県 | |
撮 影 | : 中村 絵 | |
採用商品 | : | |
⚫︎アルミニウム雨とい 【 ビルアルミ H9 号】: 特注色 【 ビルアルミ 89φ】: 特注色 |
審査員 講評
若原 一貴
町のシンボルである民族資料館の見え方に配慮しながら、建築を控えた存在とするために入念に敷地環境を読み取りながら設計された公民館である。主従関係で言えば「従」の建築であるが、それ故に生まれた余白的な三角土間のスペースに屋根が架けられ気持ちのよさそうな半外部空間が生み出されている。高さが抑えられた屋根がつくりだす「直線的ではない軒下空間」は現代的でありながらどこか懐かしさをもった空間なのではないだろうか。ぜひ訪れてみたいと思った。
関・空間設計・石森建築設計事務所共同体
作品名 女川町立しおかぜ保育所
設 計 | : 関・空間設計・石森建築設計事務所共同体 | |
設計者 | : 岩根 敦・佐々木 大・石森 史寛 | |
施工業者 | : 大和ハウス工業 株式会社 | |
板金業者 | : ヤマキ工業 株式会社 東北営業所 | |
エリア | : 宮城県 | |
撮 影 | : ©Masaki Hamada(kkpo) | |
採用商品 | : | |
⚫︎ガルバリウム雨とい 【 HACO H6 号】: タニマットシルバー 【 丸たてとい75φ】: タニマットシルバー |
審査員 講評
栃澤 麻利
近年、園舎は囲み型円形プランが一つの型として定着しており、本建築も同様の形式であるが、地域に開かれた施設にすべくリング 状の平面に2 つのスリットを設けたことが特徴的である。スリットに面した木の大屋根は印象的で、軒下での様々な活動が容易に想 像できる。軒高の変化や軒先から滴る雨の風景など、こどもたちの好奇心を刺激する仕掛けにも好感が持てる。保育所という用途を 超えて、地域の多世代交流の拠点として使われていくことを期待させる建築である。