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タニタサポート Tanita support

風対策

風の対策 軒とい

風対策は、建物が建てられる地域や地形と建物の高さに応じた設計が必要になります。

建築基準法の風荷重
W = Ct×q×X
但し
Ct:ピーク風力係数
q:平均速度圧
X:レベル係数

上記のような計算式より風荷重を算出します。
しかし風荷重を算出するには建物の建築地域、建築環境、建物高さ、屋根形状・勾配などが複雑にからみあるものとなっています。
弊社では、わずらわしい強度計算なしに吊金具を使っていただけるよう安全を十分に配慮した吊金具ピッチを定めています。

(参考)地域別降雨量強度

軒といの高さと金具のピッチ

デカノキ用吊金具の対押し上げ強度
強度試験(実測値)
荷物
Kgf(n)
あおり量
(㎜)
変形量
(㎜)
幹とい保持
26(254) 7.0 0 良好
26(275) 80φ(79.6) 0 良好
30(294) 10.0 0 良好
32(314) 12.0 0.5 良好

※()内はSI単位

デカノキ吊金具のピッチ
建物高さ 吊金具
24m未満 600㎜
45m未満 450㎜

※安全を考慮して30kg{294N}/1本を限度とする

強風地域での風対策

軒といは、軒下より風圧を避けるように、軒先からの出寸法を短めに調整して下さい。
(軒といの上幅の1/3出での施工)
金具ピッチを狭めての施工をして下さい。

レクステン吊金具の対押し上げ強度
強度試験(実測値)
荷物
Kgf(n)
あおり量
(㎜)
変形量
(㎜)
幹とい保持
10(98) 1.26 0 良好
14(147) 2.30 0 良好
20(196) 2.84 0 良好
25(245) 4.87 0.9 良好

※()内はSI単位

レクステン吊金具のピッチ
建物高さ 吊金具
9m未満 600㎜
9~13m未満 450㎜
13~21m未満 300㎜

※安全を考慮して30kg{294N}/1本を限度とする

※上記の数値は、軒先がRC構造で計算しています。構造的に異なる場合は、CS推進課までお問い合わせ下さい。

※軒といの取り付け高さが45mを超える場合や、崖の上にたつ建物の場合は、CS推進課までお問い合わせ下さい。

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風の強さと吹き方

表に示した風速は、10分間の平均風速です。
風の吹き方は絶えず強弱の変動があり、瞬間風速は平均風速の1.5倍から3倍以上になることがあります。風圧Pは、風速Vの2乗に比例します。
下表は箱型の建物の壁が受ける圧力を示しています。
「強い風」や「非常に強い風」以上の風が吹くと予想される時は、強風注意報や暴風警報を発表して警戒を呼びかけます。
なお、注意報、警報の基準は地域によって異なります。

下記の表を使用される際は、
右記の点にご注意ください。

風速は地形や廻りの建物などに大きく影響されます。
風速は、風速計が置かれている地点での観測値ですが、同じ市町村であっても周辺の地形や地物の影響で風速は異なります。
風速が同じであっても、対象者となる建物、構造物の状態や風の吹き方によって被害が異なる場合があります。
この表では、ある風速が観測された際に、通常発生する現象や被害を記述していますので、これより大きな被害が発生したり、逆に小さな被害にとどまる場合もあります。
この表は主に近年発生した被害の事例から作成したものです。今後新しい事例が得られたり、表現など実状と合わなくなった場合には内容を変更することがあります。

(平成12年8月作成、平成14年1月一部改正)

平均風速
(m/s)
おおよその
時速
風圧
(kg重/m2)
予報用語 速さの目安 人への影響 屋外・樹木
の様子
10~15 ~50km ~11.3 やや強い風 一般道路の
自動車
風に向かって
歩きにくくなる。
傘がさせない。
風に向かって
歩きにくくなる。
傘がさせない。
15~20 ~70km ~20.3 強い風   風に向かって
歩きにくくなる。
傘がさせない。
小枝が折れる。
20~25 ~90km ~31.3 非常に強い風
(暴風)
一般道路の
自動車
風に向かって歩けない。
転倒する人もでる。
 
25~30 ~110km ~45.0   しっかりと身体を
確保しないと転倒する。
直木が根こそぎ
倒れはじめる。
30~ 110km~ 45.0~ 強烈な風 一般道路の
自動車
   
平均風速
(m/s)
車に乗っていて 建造物の被害
10~15 道路の吹き流しの角度、水平(10m/s)、高速道路で乗用車が横風に流される感覚を受ける。 取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める。
15~20 道路道路では横風に流される感覚が大きくなり、通常の速度で運転するのが困難となる。 ビニールハウスが壊れ始める。
風で飛ばされた物でガラスが割れる。
20~25   同性シャッターが壊れ始める。
風で飛ばされた物でガラスが割れる。
25~30   ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める。
30~   屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる。

※気象庁ホームページより

風速の最大記録

統計開始-2003年 理科年表2005年国立天文台編

地点 最大風速 地点 最大風速
m/s 風向 年月日 統計開始年 m/s 風向 年月日 統計開始年
稚内 26.8 NE 1972 12 1 1968 桃子 48 SSE 1948 9 16 1897
留萌 36.7 SW 1951 2 22 1943 34.1 ESE 1994 9 29 1987
旭川 21.8 S 1918 9 25 1898 浜松 37 S 1926 9 4 1887
綱走 29.8 WNW 1950 11 28 1890 静岡 24.1 WSW 1959 8 14 1940
札幌 17.8 SSE 2002 4 24 2001 東京 24.7 S 1965 9 18 1964
帯広 16.3 ESE 2002 10 2 1998 尾鷲 22 SSE 1990 9 19 1985
釧路 25.5 S 2002 10 2 2000 横浜 37.4 NE 1938 9 1 1928
根室 23.8 NW 1999 12 7 1991 大島 23.6 SW 2001 9 11 1991
寿室 19.4 N 1996 1 11 1989 八丈島 44.2 W 1938 10 21 1907
浦河 39.6 WNW 1958 1 10 1927 西郷 23.1 NW 1991 9 27 1987
函館 24.7 W 1999 3 6 1992 松江 28.5 W 1991 9 27 1979
青森 29 SW 1991 9 28 1989 鳥取 29.2 NW 1961 9 16 1943
秋田 25.6 SSW 1991 9 28 1989 浜田 29.6 SSW 1922 3 23 1893
盛岡 22.2 WNW 1951 4 10 1923 京都 28 S 1934 9 21 1913
宮古 23.8 SE 2002 10 2 1939 彦根 31.2 SSE 1934 9 21 1894
酒田 37.7 WSW 1961 9 16 1937 下関 21.7 NW 1996 8 14 1996
山形 21.4 SW 1957 12 13 1891 広島 36 S 1991 9 27 1935
仙台 24 WNW 1997 3 11 1982 岡山 21 SW 1996 8 14 1996
福島 22.9 W 1959 4 10 1890 神戸 20 SSW 1998 10 18 1995
小名浜 28.8 SSE 2002 10 1 1910 大阪 14.3 SW 1999 5 27 1999
輪島 31.3 SSW 1991 9 28 1986 和歌山 32.4 W 1998 9 22 1993
相川 27.5 NW 2003 12 20 1995 潮岬 33.6 W 1921 9 26 1913
新潟 30.7 WSW 1961 9 16 1939 奈良 25 SSE 1961 9 16 1953
金沢 24.4 WNW 2000 2 15 1991 厳原 24.9 SSE 2003 9 12 1991
富山 21 NE 1998 9 22 1986 福岡 32.5 N 1951 10 14 1939
長野 25.8 NW 1916 9 26 1889 佐賀 27.9 NNE 1999 9 24 1995
高田 23.1 S 1959 4 5 1923 大分 25 WNW 1945 9 18 1887
宇都宮 22 N 1996 9 22 1989 長崎 26.1 SW 1956 8 17 1953
福井 30.9 S 1950 9 3 1897 熊本 38.7 E 1902 8 10 1902
高山 20.9 S 1921 9 26 1899 鹿児島 36.6 SSE 1996 8 14 1994
松本 24.7 S 1959 9 27 1898 宮崎 35.2 SE 1954 9 7 1954
軽井沢 24.5 W 1929 4 21 1925 福江 31.3 S 1987 8 31 1962
前橋 29.9 N 1900 9 28 1897 松山 25.4 SSE 1945 9 17 1890
熊谷 31.7 W 1900 9 28 1897 高松 24.4 SW 1954 9 26 1941
水戸 28.3 N 1961 10 10 1897 高知 29.2 E 1970 8 21 1940
敦賀 22.7 SSE 1993 8 10 1988 徳島 37.8 SE 1941 8 15 1929
岐阜 32.5 SSE 1959 9 26 1886 清水 35.8 SW 1970 8 21 1941
名古屋 37 SSE 1959 9 26 1891 室戸岬 69.8 WSW 1965 9 10 1961
飯田 11.9 W 2003 4 9 2002 名瀬 33.7 N 1964 9 24 1896
甲府 18.7 NW 1998 9 16 1993 那覇 49.5 ENE 1949 6 20 1927

≧:記載した値まで観測できたが、それを超える観測記録が得られなかったことを示す。