機関誌「中学校」

全日本中学校長会の発行する機関誌「中学校」。
会社経営に関する寄稿の依頼を受け、3,500字程度の文章を提出。
なんとか、12月号に掲載されました。

すると本日、近所の中学校校長より連絡があり、
興味深い内容だったとわざわざ連絡をいただきました。
面識のある方なので、写真に気づき読んでいただいたようです。

夏休みにかなり時間をかけて作成したことなどを思い出し、とても嬉しい気持ちになりました。

この電話1本がまさに教育だと感じた一日でした。

おかげ横町(1217)

別荘の雨のみち(1210)

今年の漢字が「偽」になったという話からスタート。
おかげ横町の赤福も賞味期限の関係で「偽」が発覚。
このおかげ横町、銅雨といがかなり採用されている地域。
但し昔と傾向が違ってきているのは、軒といとたて樋をつなぐ集水器。
昔は高価なアンコーが主体でしたが、現在は一般的にな集水器へ。
もちろんアンコーの方が手の込んでいる分、高価な商品。
みなさんも機会があれば是非見に行ってみて下さいとのこと。

最近できたおかげの里は私自身も見学に行きました。
500㍑くらいの陶器の雨水タンクがあり、
銅雨といで集められた雨水が溜まるようになっていました。
町づくりで注目されてきたおかげ横町。
今回の一件で会長も交代し、経営陣も刷新される様子。
失墜した信頼をいかに回復するか?
今後の動向に注目したいと思います。

エコプロ(再アップ)

大変失礼しました。
携帯でUPした記事を謝って削除してしまいました。応援団のブースです。約2,000部作成した資料がすべて配布されたようです。
ecojapancupでは対談がありました。アンコールもいただき2回歌いました。こちらでも熱唱。計3回歌うこととなりました。

water

本来はシンポジウムの前にいっておくべきだったんですが・・・。
時間をとって行って来ました。
水について改めて様々なことが感じられる展示会でした。
お会いしたので気づきましたが、この水色にかたどられた人物は本人だったんですね。館内では写真が撮れないので建物の写真を紹介します。
雨のみちがデザインされています。このような位置だと葉っぱが詰まっていても気にならないですね。
ちなみに先の方に見える傘の取っ手も展示品のひとつです。

駐輪場

          ミッドタウン

          目白駅地下

          最近、かなり充実してきました

別荘の雨のみち(1210)

古代西洋建築にみる雨仕舞いと雨水利用(1203)

最近、当社にも住まい手さんから直接問い合わせをいただくケースが増えています。
そんな一例が紹介されました。
数ヶ月前に別荘地に新居を建築。
人の出入口だけはと一般的な雨といを取り付けました。
当初、工務店からは反対されたそうですが、それを押し切って実行。
実際住んでみると1シーズンで枯れ葉が軒といに一杯になってしまい、
ネット検索して「すとっ葉ー」を見つけ問い合わせがありました。
実際には取り替えることになるようですが、
つけたばかりの雨といを外して新規に取り付けるのは
リサイクル面でも金銭面でももったいないと感じられます。
この一連の出来事から、
困っている方にお応えするために、後付けできる商品開発が望まれるとのことでした。

雨といや雨のみち計画について、充分に考えていただけないケースが、
まだまだたくさんあるようです。
こうした機会をより多くつくっていただくことも当社にとってたいせつなことです。
またスクラップ&ビルドから住まいと末永くつきあっていく住まい方に変化する中、
住んでみて気づくことをうまく解消することも、当社に期待される可能性です。
住まい手さんから直接話が伺える機会を大切にして、次の活動につなげていきたいと思います

楽しませていただきました

カワイイパラダイム終わりました。
13:00~19:00近くまでという6時間近いシンポジウム。
結構楽しく参加することが出来ました。
私は雨といの歴史とスタンダード誕生の経緯をお話させていただきました。
プレゼン終了後「ジャッジメント」といってその商品がカワイイかどうか
来場者全員に今回のピンクのチラシを掲げてもらうのですが・・・。
カワイイという言葉を一言も使わずに話をしたので
(事実、カワイイと雨といをどうつなげるかは難しかった)
キョトンとした雰囲気でした。
コーディネーターのうまいフォローのおかげで、
良い方向で考えてジャッジして戴いたように思います。今回、カワイイについて語られた面々。

今回のクリエイティブな方たちの話を伺って感じたこと
・それぞれがカワイイものを語るとき、その表情はとても豊かで楽しそう
・自分がカワイイとおもう小物を身近において楽しんでいる
・ものだけでなくその背景まで読みとってカワイイを楽しんでいる(カワイイでなくなることも)

今回のシンポジウムでは様々な方と雨のみちについてお話しすることが出来ました。
・昨日上棟した自宅の雨とい。何がつくのか聴いていなかった。
・2ヶ月前に完成した建物。デザイナーという仕事柄、室内外に指定材を使ったが、
雨といまで気が廻らなかった。
 自宅に帰ってどんな雨といがついているかを見るのが不安。
・これからの世の中に大切な役割を果たせる会社ですね。
・3度目の自宅新築。今回は雨といやエアコン配管の位置までこだわった。

今回のシンポジウムをきっかけに雨のみちについて考えてくれる方が増えることを期待しています。

古代西洋建築にみる雨仕舞いと雨水利用(1203)

レーザー導入(1126)

「ガーゴイル」ってご存知ですか? そんな一言から朝会がスタート。
ノートルダム寺院のような中世期のゴッシック建築などの屋根部に見られる、
魔物の姿をした彫刻物が突き出している部分。
(ジャガーのエンブレムのような。。。)
これは屋根などに降った雨が、この魔物の口などから吐き出されるという具合に、
建物から遠くへ排出するためのものだそうです。
ガーゴイルという言葉そのものは「屋根から水を流しだす」という意味合いとして
広義的に使われるようです。
そして、建物から遠くへ排出することで、外壁などの石と石の間の漆喰(?)などを
守る意味でも重要な役割を果たしているそうです。
建物を守るという意味では、今でいう「雨仕舞い」なんだなぁ~と思いました。

また当時は宗教的な意味合いが強くラッピングされていて、
魔物の口から流れ出す水が、「外に祓い出される悪霊」を象徴し、
またそれ自体が悪霊の進入を防ぐ(寄せ付けない)とした、
日本でいう「鬼瓦」のような意味合いもあるそうです。
現在でも、雨が降るとこのガーゴイルから雨水が流れ落ちるそうです。
現地ではこの流れ落ちてくる雨を「悪霊の水」という迷信的な認識もまだあるようで、
なるべく被らないようにしているそうです。
ちなみにエジプトでもこうしたガーゴイルというものが存在していて、
当時は流れてきた雨水で聖杯などを洗うなど、「雨水利用」なるものが行われていたようです。

ヨーロッパに行った際にガーゴイルを見たことは何度かあります。
ただ残念なことに雨の日に見た経験はありません。
おそらく雨の日だったらガーゴイルから出てくる雨の下に行って
「悪魔の水」をかぶっていたかもしれません(笑)。

雨といの大きさを考えるとき、その地域の降雨強度を考えながら
といの大きさや形状を加味して、提案する事があります。
つくり手からの要望の中は、
 ・あまり大きなものをつけたくない
 ・100mmくらいの豪雨の時は溢れても一緒
そんな意見を伺うこともあります。

当社が考える雨のみちはどこからでもバシャバシャと雨が溢れるのではなく、
たとえば、一定量を超えたときの溢れる場所までデザインすることだと思います。
ガーゴイルのように、建物や隣地や庭に外のないようなところに雨があふれ出す。
リビングからその溢れる様子を見ながら、
「あそこから雨が出ているということはかなりの豪雨だなあ」と実感できる。
そんな雨のみちもおもしろそうですね。