住宅屋根の長寿命化をめぐる最近の研究動向

久しぶりにセミナーに参加してきました。
参加者23名と少人数の充実した内容でした。
こうしたセミナーへの参加者はハウスメーカー系の技術者が中心のようです。
 *参加費が高いからかもしれません

東海大名誉教授 石川廣三 氏
 「背景と屋根工事業界の動き」
屋根システム総研専務理事 江原正也 氏
 「屋根の不具合と原因分析」
東大坂本雄三研究室特任研究員 齋藤宏昭 氏
 「小屋裏の湿度性状と結露防止のための要件」

以上、3名のお話を伺いました。

*長期優良住宅など国の施策が大きく転換した
*雨漏りや結露などのクレームは相変わらず多い
*構造重視→結露対策の不備が見受けられる
*材料指定→屋根工法、システムとして考えていくべき
*ポイントは通気、気密、透湿性のある屋根下地

今後の動向に注目したいと思います。

雨の路地

7月19日から始まった瀬戸内国際芸術祭

男木島でこんなことをやっている方がいらっしゃいます。

「雨の路地」  谷山恭子さん

ちょっと面白そうです。

島に住む方にとっては、雨は貴重な資源でしょうし。

10月31日までが開催期間のようですが、見学に行くことができるか?

もしご覧になった方があればぜひ情報ください。
 *日本銅センターが協力をしているようです

京都で見かけた雨水利用

京都で見かけた雨水利用をいくつか紹介します。

まずは嵐電。無人駅に雨水タンクとジョーロが置かれています。西院駅
宇多野駅
御室仁和寺駅

学校でも使われています。
朱雀第七小学校
学校園の様々な植物の水やりに使われています。

京都府庁の屋上にある京てらす


当社の製品も採用されており、ちょっと安心。

御香宮
昔ながらの木製タンクです。

京エコロジーセンター

建物の入口の脇に設けられてます。
室内の点字でも雨水タンクが利用されています。
こんなポスターを発見しました。

緑のカーテンだけでなく、雨水利用にも積極的に望んでいる京都市です。

佐賀の家

取引先である施工店の社員宅を見学させていただきました。写真ではちょっと分かりにくいですが、HACOが採用になっています。
建てられた工務店にお話され、通常よりも破風板を小さくしてもらったようです。
こちら でも外観写真を見ることができます。
*足場が外れたあと、どのようにして撮影したんでしょうか?
脇のたてといには雨水タンクが取り付けられていました。
家庭菜園の水源になっているようです。

雨水生活をされるご家族が増えることを嬉しく思います。
  *残念ながら弊社の製品ではありませんでしたが・・・

良い機会をいただきありがとうございました。

100m/hの雨

ウェーザーニュース朝刊によると
昨晩、板橋で1時間あたり100mを超える大雨が記録されたとのこと。
まさにゲリラ豪雨ですね。
愛車では帰ることができず、会社の車で帰ってしまいました。
自宅に駐車場がないのですが、近くの駐車場に止めに行くこともできず、
自宅前に路駐で一晩過ごしました。

1tの雨水タンクは満水になり、子どもたちは喜んでいましたが、
ちょっと降り過ぎですね。

台風と違って予想がしにくいゲリラ豪雨。
地球温暖化もその要因のひとつなんでしょうか。

雨水で書道 (小学生編)

先週、雨の授業を行った小学校で、月曜日に雨水で書道の授業を行ないました。書家の吉田真紀さんが子供たちに語りかけています。それぞれが集めてきた雨水で墨を磨ります。まずは「雨」を書いてみます。
まだ型にはまった感じですね。そこで、吉田さんが見本となる書を子供たちの前で披露します。
雷を書いてください、という子供たちからの要望に対して、
それってどんな雷と問いかけます。
強くて激しい雷を表現してみます。見本通りに書こうとする書写の授業とは違って、
同じ字でも様々な表現のしかたがあることが分かってきます。するとだんだんと子供たちの書に変化が見られるようになります。ペースも上がってきます。吸い込まれそうな「吸う」薄墨を上手く使った書同じ子どもが書いたとは思えないほど書に変化が出てきています。雨も家族  良いですね。中央にある「光」 いいバランスですね。嬉しい限りです。最後に子供たちが気に入った書を持ち寄って集合写真。
どれも個性的な感じで良いですよね。

「書写の授業は好き?」「嫌い」
「今日の授業は?」「楽しい」

この授業を視察に鹿児島から来られた先生と一人のこどもの会話です。

「雨水で書道」の授業が子供たちのこころに残るものになってくれると良いですね。

雨水で書道 (大人編)

日曜日、雨水で書道を楽しむイベントに参加してきました。
前座で少しだけ雨水に関する話を聞いていただいたあと、残りの90分間は書道教室。

但し、通常とちょっと違う点は、
各自持参した雨で墨を磨るところからスタートする点。
雨を集めるために話なども伺うことができました。
みなさんそれぞれくふうされながら集めていただいたようです。嬉しいですね。

雨に関する言葉から書き始めました。
書家の吉田さんの見本をみたあと、段々のみなさんの書に変化が。結局、30分程度延長になるほど、皆さん書にはまっていました。

雨の授業

恒例になりつつある雨の授業。
今年も近隣の小学校の総合的な学習の時間に行ってきました。

1時間目は私が担当。
「雨が好きな人は手を上げて下さい」
いつも最初に必ず同じ質問をしています。いつもだいたい男の子たちを中心に半分位手が挙がるんですが・・・・。
今年はなんと一人もいませんでした。
この授業は雨に関心を持ってもらうことが目的。
笑顔の私ですが、実は結構ショックでした。

続いて同じ質問を子どもたちに投げかけます。
するとなんと・・・ほぼ全員の子どもたちが雨が好きだと手を上げてくれます。実はここは、緑のカーテンを総合的な学習の時間をつかって育成している有名な小学校。
「緑のカーテンの気持ちになって考えてみて下さい」と質問したわけです。
写真ではちょっと迷っている子どももいますが(笑)。

・地球にしかない水
・地球の水はどのくらい?
・雨はどうやって降るのか? 雲を作る実験
・雨はどんな形?
・雨の降る量は?
・雨の降り方が変わってきた ゲリラ豪雨

1時間目では実験なども含めて、以上のような話をしました。

こちらは神戸市灘区の都賀川で発生したゲリラ豪雨による事故。
死者が5名もあったのでみなさんもご存知のことと思います。
当日2008年7月28日に定点観測したカメラの写真を2分ごと120分間分を見てもらいます。
調査の結果、約10分間で水位が134cm上昇したことがわかっています。

子どもたちもスクリーンに目が釘付けです。

次の予定があり私はここで退散。

その後は弊社の雨水のプロが担当。
これは、4種類の水(雨水・蒸留水・水道水・硬度の高いミネラルウォーター)に石けんを溶かし、
その様子から水の種類を当てる実験。

左の2本が雨水と蒸留水。
3番目が水道水。4番目がミネラルウォーターです。

違いは水の白濁度。
硬度の高いミネラルウォーターは石けんが溶けずに石けんかすになる割合が多く白濁しています。

雨水や蒸留水は超軟水なので、綺麗に溶けて、泡立も良いです。

つまり超軟水の方が、石けんもよく溶け、石けんかすも出にくく、
同じ洗浄能力を発揮するために必要な石けんの量が少なくて済むということです。
水道水の硬度が高いドイツでは、よく知られている話なんです。

もちろん軟水の日本の水道水でも、すこし白濁しているのがわかりますね。

2時間目の授業も終了。
最後に先生がまとめてくれたようです。
雨って大好き!・・・とまではいかないだろうけど、
今日の話を聞いて雨って好きかも!と思った人!はい!手あげて!

39人の子どもたちが「雨って好きかも」と思ってくれたようです。