安野光雅の絵本展

安野光雅の絵本展、行ってきました。

講演会
「〈安野光雅の絵本展〉をデザインする ーもっとワクワクするために」
にも参加してきました。

パネリストは、 
家具デザイナーの小泉誠さん
朝日新聞社文化事業部の草刈大介さん
板橋区立美術館学芸員の松岡希代子さん     以上3名。

今回の企画展がどのようにしてデザインされたのか。
それぞれの立場からディスカッション形式でお話がありました。

草刈さんと松岡さんは以前からつながりがあり、
今回は企画展のデザインから始めようということになったこと。

安野さんの真摯な姿勢を伝えるには、真摯なデザイナーがよいという話になり
小泉誠さんにお声がかかったとのこと。

組織とはクリエートな仕事は難しいと考えていた小泉さんは
会う前はお断りする予定だったが、
ラフな姿で登場された草刈さんとお会いし、これならできそうだと感じたこと。

原画と絵本が共存させることが一番の課題。
全国巡回展なので、使いまわしのしやすいデザイン、
しかも予算が限られる中で考えなければならなかったこと。

そんな過程の中から、
人が座れる本棚や、人が寄り添うサインなどがデザインされたこと。

ABCの本あいうえおの本の実物版は
小泉さんご自身がどうしてもやりたいということで実現したこと。

安野光雅さんからは、、普通の展示でよいとの話があったが、
板橋区立美術館の展示をみて、こういうことがしたかったんだねと喜んでくれたこと。

他にもさまざまなエピソードが3名から語られました。
当初90分の予定でしたが20分ほどオーバー。

この企画展をとても楽しんでいることが3名から伝わってきました。

終了後、小泉さんにご挨拶。
実はお会いするのは初めてでした。
雨といの会社ですね。といっていただけたのでよかったです。

松岡さんは同じ町内に住んでおり、自邸は岡庭建設さんで建てられています。
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展が板橋区で継続開催されているのも松岡さんのおかげです。
2年前に合唱団の交流ということで次女と家内がボローニャに行ってきましたが、
これも松岡さんにコーディネートしていただきました。

講演会に参加された皆さん。
企画された3名の話を伺い、もう一度、安野光雅の絵本展を見て回ったことでしょう。
もちろん私もその一人でした。

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