夏休みの出来事③

ル・コルビュジエと建築家坂倉準三との友情

何度か訪れたことがあるルヴァン美術館
文化学院創立者である西村伊作氏が当時の校舎を再現した建物です。

その次女の嫁ぎ先が建築家坂倉準三氏であることから表記の展覧会が
開催されていました。

坂倉準三氏は1929年に渡仏。2年間建築を学んだ後、正式にアトリエ入門。
数多くのプロジェクトに携わり、コルビュジエ氏の最も忠実な日本人弟子だったそうです。
6年後に一時帰国し、翌年万国博覧会の日本館設計の為に再度渡仏。
ル・コルビュジエ氏のアトリエの片隅で設計案を練り、
1937年のパリ万博で見事グランプリを受賞。
1941年にはアトリエで一緒にだったシャルロット・ペリアン氏を推薦。
日本政府の招きで来日「選択・伝統・創造」展を開催。
1955年にル・コルビュジエは国立西洋美術館設計の為初来日、
「ル・コルビュジエ、レジェ、ペリアン3人展」を開催してます。

この展示会では、ル・コルビュジエ氏が坂倉氏に宛てた手紙や多くの絵画が展示されています。
ル・コルビュジエ氏と坂倉氏との信頼関係は師弟のそれ以上のものだったようです。

夏休みの出来事②

ある現場を見学に行った。
ちょうどお施主様もいらっしゃったので中まで見ることができた。
別荘風の建物。実際には来年の夏に引っ越し予定とのこと。ここにあるのはクラシックカー。両開きの玄関ドアから室内に入れられるようになっている。
住まい手の趣味であるクラシックカーとともに生活できる設計になっている。二階の吹き抜けから見下ろすとそこにクラシックカーがみえる設定。
現在は作業中で荷物がおいてある。
2階のキッチンなど一部セルフビルドを取り入れている。
だから引っ越しはまだ1年先なんだと思われる。住まい手のお気に入りの階段。木の香りがするとても気持ちの良い住まいだった。

軒先が綺麗に見えるとの住まい手のコメントもうれしい。

夏休みの出来事①

今年の夏期休暇はいろいろなイベントがあり、
なかなかブログに書き込むことができませんでした。
少しずつ整理しながら記していきます。

歴史を振り返る(語り継ぐこと)

 楽しい思い出や体験はいくつになっても覚えている。
 特に五感で感じた記憶が印象に残っている。
 多くのお年寄りとの面談から、
 五感で感じる記憶が印象に残りやすいとのこと。
 語り継ぐことの大切さについて黒川由紀子さんよりお話がありました。

 その後は、座談会形式で70年続く会の歴史を振り返りました。
 70歳前後の5名の方からは、古き良き思い出が語られました。
 おひとりのお話から他の方の様々な記憶が呼び起こされました。
 それぞれのお話は当時の様子が目に浮かぶようでした。
 それだけ記憶が鮮明だということでしょう。

 今の世の中、五感で感じる体験が少なくなっているように思います。

文化的景観

奈良平安時代に中国から学び、桃山バブルを経て、江戸時代に生まれた日本独自の文化。
明治維新以降、欧米から学び、平成バブルを経た現在。
日本独自の文化が生まれるときとのこと。

東洋に学び、西洋に学んだ日本。
これからは地球に学ばなければならない。

昨日話を聴いた 川勝平太先生 のお話の中で印象に残ったところです。

自然に人の手や心が入った景観の美しさ。
そんな場所が日本にはたくさんある。
こうした美しさは言葉が通じなくとも世界の人たちに伝わるものである。

こうした文化的景観を日本人はもっと大切にしていかなければなりませんね。

「霰」「雹」「霙」(0807朝会にて)

雨水にどの程度の関心があるか?(0801朝会にて)

「霰」「雹」「霙」

今回の朝会はこの漢字の読み方について問いかけるところから始まりました。

「雨のみちをデザインする」と言う内容を考える中にあたり、
インターネットで、「雨」について検索していたところ、
このような漢字に出くわし、自分自身、新鮮さを感じたと同時に、
雨に対する商品を扱っている会社にいながら、
「雨のみちをデザインする」の「みち」や「デザインする」の方に気が行き過ぎて、
「雨」について知らなすぎる自分に気がついた。

「雨」について深く知ることで、「みち」や「デザインする」の考え方が
もっと広がるのではないかと実感すると同時に、
普段何気なくかかわっていることでも知らないことがまだまだあるのではないか
と感じることが出来、いい勉強になった。

こんな話でした。

考えを深めるとき、インターネットの検索が大いに役に立っている。
WEB2.0などといわれていますが、もっと「あちら側の世界」とのつながりを
重視しなければならないと再認識しました。
会議はPCを持ち込みネットにつないでいますが、いろいろな情報を得ることができます。

「雨」は身近なものであることもあり、じっくり考える機会が少ないかもしれませんが、
こうした機会に思いを巡らせることは大切です。
今回の朝会は長野県知事選挙の翌日でした。
脱ダム宣言の田中知事の3選はなりませんでしたが、
かといってダムだけに頼った治水にも問題があると思います。

我々はもっと「雨」との関わりと大切にしていかなければなりませんね。

ちなみにこの読み方わかりますか?
弊社では 「霰」 と 「霙」 に正答した方がいました。

アサガオの巨大カーテン

広島市植物園 の巨大カーテン見てきました
なかなか立派な緑のカーテン。「巨大」をテーマに何ができるかを考え取り組んだそうです。室内からの様子です。当日はさすがにエアコンをつけていたため、窓は開いていませんでしたが、西側なので西日対策として役立っています。緑色のアサガオの葉が目にも優しいですね。入り口の庇の丈夫は脇目を横に誘引していきます。手間のかかる作業をみなさんで取り組んでいるようです。庇から下げているのでカーテンに裏側によい空間ができています。
こうした窓の外に涼しい空間ができると良いようですね。屋上です。右手に見えるのが宮島です。とにかく暑い一日でした。来場者もここには必ず立ち寄っていくようです。花はもう少し涼しくなってからの方が楽しめるとのこと。9~10月が見事だそうです。別の場所にあった緑の天井。ひょうたんが下がっています。巨大をテーマに今年始めたひまわり。既に6mを越えています。モザイカルチャー「カモの飛行」も今年始めた立体園芸。

3時間にわたる見学でしたが、あっという間にすぎてしまいました。
まだまだほかにも見所もあるようです。

どのようにすると多くの方にお越しいただけるか。
そんな中で出てきたキーワードが「巨大」。
そこで昨年からアサガオの緑のカーテンに取り組んでいるそうです。
いろいろご苦労もあったようですが、1年目にして大成功。
今年は暑さや虫対策を考え、品種をオーシャンブルー1種に絞り、肥料や水やりの回数も減らしているようです。
日照不足もあり昨年よりは育ちが悪いようですが、それでも充分立派なカーテンでした。
残暑の頃までにどこまで成長しているか?
また花が咲くのも楽しみなカーテンです。

ご案内いただいた職員のみなさんありがとうございました。

ビアパーティーの様子

明日はビアパーティー
まずは打ち水。
ここのところ雨が降らなかったため、水を確保するのに一苦労したようです。と残念ながらこれ以降は写真を撮ることを忘れてビールと会話を楽しませていただきました。
ゲストの方、スピーチありがとうございました。
井川町の枝豆とってもおいしかったです。
そして、スタッフのみなさんご苦労様でした。
慰労もせずにそそくさと家族と帰宅させていただきました。